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新居でセッティングしております。引き続き。

以前の家と異なり響きのある空間なので、基音と倍音のことをよく意識します。

基音がぶれずに芯の響きがあって、伴いちょうどいい分量の倍音が気持ちいいのではないかと思います。倍音が多すぎるとお風呂みたいな感じ。かといって、防音のお部屋で響かないと、枯れた音で瑞々しさを出すのに苦労?そういう意味では響きが多いお部屋で響きの量を調節する方が、響きを作るよりよほど楽、、というか、いい音になります。

話は変わって、額装にはまっていますが、額装も、元の絵、マット紙、額で、元の絵の存在感にどう広がりを持たせるか、すごく面白いところがあります。

先日このブログでも触れたこの額装↑

これは絵の金を、マット紙の縁に呼応させて、さらに額にもってきたので、絵の存在感が締まりつつ、空間の広がりが出るように思います。

これって基音と倍音の関係によく似てる。

基になるもの、主軸になるものの呼応が基よりも大きいとバランス崩れますし、それはそれで面白いかもしれないけれど、ちょっと上級編になるかと。

正攻法としては、もとになるものより小さい倍数で広がりを持たせていくと、バランスは取りやすいし、収まりやすい。

音もそんな感じがします。

何でも同じだなと。

(竹田)

 

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