今回は豊橋。
LINN AKURATE212をアクティブ化です。
もとは、AKURATE DSMとAKURATE 4200で、バイアンプ駆動されていたのを、更にAKURATE4200をもう一台追加しAKTIV駆動へ!
例えば今回
AKURATE212 (4ウェイ/左右で8ch)をAKTIV化する場合
・AKURATE4200(4chアンプ2台/8ch分)
・AKTIVモジュール(4帯域分/ 左右で8ch)※
・スピーカーケーブル(バイワイヤケーブル2ペア4本/8ch分)
が必要となります。
が必要となります。
手順としては、
・スピーカーの内部配線をPASSIVからAKTIVへ換える
(AKURATE212のリアパネルのスピーカー端子部分を外し、スピーカー内部のネットワークの結線を換えます。)
・パワーアンプにモジュールを取り付け
中央電源部を挟んで、左右対称の緑の基板が4枚あるのが見えますでしょうか。
更に、これがAKTIVモジュール。
ちなみに、4チャンネルあるうち、1つのチャンネルから次のチャンネルへの信号の受け渡しは、アンプのリアパネルにある、ピンケーブルのIN/OUTで接続できますが、内部配線で伝送することももちろん可能。
・そして、スピーカーの背面にある端子(片側4way×2)とアンプ側(4ch×2)各々ををスピーカーケーブルで接続
※このとき、ウーファーの帯域をツイーターに入力してしまうと、ツイーターが破損してしまうので、注意が必要。
AKTIV化はこれで出来上がり。
あとは、スピーカーの水平や、ガタ、足下の安定感が如実に音に表れるので、セッティングをかなりカッチリとやる必要があります。
(ユニットにダイレクトに各帯域の信号が伝送されるので、今まで以上にユニットが動くようになるので、スピーカーの足下がカッチリしていないと、かえって粗が目立ってしまったりするのです)
さて、AKTIV化作業の後に、SPACE OPTIMISATIONの設定。
お客様は、ご自身で入力してみたけれど、イマイチいいところとよくないところがあるということで、OPTIMISE OFFにされていましたが・・・
数値を入力し、OPTIMISE後に出た結果を少し触ります。
・・・というのは、ソフトには一通りの数字しか入力できませんが、お部屋の形状が必ずしも直方体でないことや、梁があったり斜天井だったりするので、演算した結果そのままでは低域をカットし過ぎている可能性大。
カット分を戻すなど、最終的には自分の耳での確認作業になります。
ちなみに今回は、プロジェクターとの関係で、スピーカー位置は、音質的に理想的な位置を確保することが出来ないため、Space Optimiseの「Ideal Position(理想位置)」と「Practical Position(実際の位置)」を入力。
音の輪郭が明瞭になって、滑舌がよくなり、聞き取りやすくなったとのこと。
録音の善し悪しも、より如実に出るようになって、いいものはめちゃくちゃいい、駄目なものは駄目だったりするけれど、「音質がよくない」と思っていた旧いCDが、すごくよかったり・・・と発見が多いご様子。
AKTIV化は、スピーカーの今まで使っていなかった筋肉も使うようになるので、音の出方、バランスがどんどん変わって行きます。
これからがますます楽しみ。
たくさん趣味をお持ちのお客様にとっても、今回の音の変化はきっと驚くものになるに違いない!?