今回は山形へ!
PIEGA Premium5.2とLINN MAJIK DSMのご納品です。
システムの導入にあたり、何度も足をお運び頂きました。
アンプとネットワークプレーヤーが一体になったMAJIK DSMをメインに、
一番悩まれたのはスピーカー。
店頭でまず驚かれたのはDavone Tulipの音。
こんな風に鳴るもんなんですね、というところからはじまって、
ほとんどTulipでお考えでしたが、確認も含めて
B&W、LINN、Davone、PIEGAと4つのブランドの、
同じくらいの価格帯・サイズのスピーカーをご比較。
ご自身が普段聴かれるもので聴いて頂いたところ、
最後に残ったのはB&WとPIEGA。
どれもよかったけど、最終的には
「PIEGAがハートにくる」「音楽にのれる」
と、決められたのでした。
PIEGAと決まったは良いけれど、懸念されたのは、ご自宅の作りつけのラック。
囲いがあるけれど、音がこもったり、だぶついたりしないかを心配されていました。
いざ設置して鳴らしてみると、ボードを使えば、どうすればよいか困ってしまうほどではない様子。
そこで、位置を出し、更に吸音。
白い吸音材の綿、ほんの少量(手のひらにのるくらい)をラックの中の角2か所を吸音。
これがあるかないかで、中高域の伸びが全然違うのです。
セッティング中、横で聴かれているお客さまも、最初に鳴らした時とずいぶん違いますね!?
更に、LINNのソフトウェア上の機能「スペース・オプティマイズ」。
Premium5.2は、対応スピーカーなので、これを登録し、お部屋のサイズ、スピーカーの位置を入力。
お部屋は、リビング、ダイニング、お子さんのプレイルームの仕切りがないので、大枠のサイズとして入力。
オプティマイズすると、同行のスタッフも笑ってしまうくらい変わります。
低域は明瞭度があがり、十分伸びていると思った中高域は更に伸びました。
お客様が早速リッピングされたジャニス・ジョップリンやノラ・ジョーンズを聴いて頂くと、
「良すぎてよくわからない」と思わず笑いが出て、
「今までと全然違う。こんな音だったんだ・・・」
とため息をつかれました。
それではまた!と外へ出ると、出かけに曇っていた空は、いつの間にか晴れてクリアになって、PIEGAを思わせるような空でした。