2020年の営業が、先ほど無事終わりました。
本年も誠にありがとうございました。
とりわけ今年は、世界中が「コロナ」という名の新型肺炎一色に染まり、
世界中が同じものに対して立ち向かい、ネット社会がどんどん進むのと代わって行動範囲に制限が課され、世界との遠近感が狂いました。
そんな緊張感と倦怠感の漂う空気のなか、オーディオがその人その人にとってどれだけの支えになるか、身をもって体感した1年でした。
個人的には「プロフェッショナル」という言葉を意識した年でもありました。
2007年にDSが発売されて、ネットワークが複雑だった当時、ご納品に出る機会が増えます。
沢山のお客様のご納品先で、様々な経験をさせていただき、いつからかチラチラと見え隠れしていた「プロフェッショナル」という言葉が、少しずつ明確な輪郭を持ってきた感覚があります。
2010年から始めた毎日ブログは今年で10年目。
10年分の中から、お客様の検索エンジンにひっかかり、昔の記事についてお問い合わせ頂くと、不思議を抱きながら、当時に立ち返って気持ちを改めることしばしばです。
スティーブン・キングは「書くことについて」の中でこんなことを言っています。
「今、私がテレパシーを送った。読んでいるあなたは今の瞬間、私の送ったテレパシーを受け取っている」
今この時私は、この1年、それも含めたこれまでのことに、感謝の気持ちで胸を膨らませています。
それは、今晩、あるいは明日、1週間後、1年後、このページを見ていただいたときにも、私はきっと同じ気持ちでいるでしょう。
まだまだ、大変な時間が続きそうです。
音楽が、幸せな気持ちを、あるいは高揚を、皆さんにもたらすように、オーディオは在ります。
微力ながらそのお役に立てるよう、スタッフ一同、一層の精進をしてまいります。
新しい年が、みなさまにとって、良い年となりますようお祈り申し上げます。
心からの感謝を込めて。
サウンドクリエイト 竹田響子
2020年12月27日