Legato 2FのMAJIK ISOBARIKのEXAKT仕様、もうしばらくご試聴頂けます。
・・・ということで、EXAKTBOX Iのことをもう少し。
まず、「EXAKT化?」について、とてもざっくりしたご説明をすると、こういうことです。
大抵の場合、CDやDSなどのソース機器を、プリアンプに接続する時、音楽情報はインターコネクトケーブルで伝送されます。
そこから先もずっとアナログ領域でスピーカーのユニットまで送られます。
でも、アナログ伝送ではノイズなどによって情報が損なわれたり、歪が増えたりすることが避けられません。
そこに注目したLINNが、デジタル伝送の利点を活かせばそれらが改善できるんじゃないか・・・と考えました。
LINNはもともとAKTIVスピーカーとして、ドライブユニットとパワーアンプを直結して高音質を実現しているので、アンプまでデジタルで送ることができたら、スピーカーユニットの直近までノイズから信号を守ることができそう・・・
そうして、DSをヘッドユニットとして、「EXAKT LINK」というLANケーブルを使った独自の伝送方式でスピーカーユニットの直前までデジタルで送ることに成功。
更にデジタルの領域でできることで、こんなこともできちゃった!というのが下記。
・デジタルのクロスオーバーを使うことで、振幅と位相の歪みを根絶
・どんなスピーカーでも、ユニット1つ1つに個体差があるのは仕方ない。
ユニットの個体偏差を適切に補正。
測定されたユニットのデータはクラウド上で管理しています。
・ドライブユニットの発音のタイミングの微調整
なにせ、LINNのスピーカーは、3ウェイは当たり前、4ウェイ、5ウェイなどがあって、クロスオーバーは3つも4つもありますし、ユニットだって、4つ、5つが左右二本あって、それぞれの少しづつのずれが重なって行くのです。
ですが、発音のタイミングをほぼ同期することができるのです!!
EXAKTで鳴っているのを聴かれた方が仰るのは「すごく位相が揃ってる!!」「ピターッときている音」。
詳しくはLINN JAPANのホームページを見て頂きたいと思いますが、そういうことが「EXAKT」で、それは、スピーカーの数ぶんのアンプを用意し、帯域分配し、各帯域ごとダイレクトに駆動するAKTIVになっている上でできること。
なので、パッシブタイプのスピーカーを、例えばMAJIK DSM1台で鳴らしている場合、
チャンネル分のパワーアンプを足して、スピーカーケーブル用意して、その上でEXAKT・・・という具合で、結構道のりが長い感じがするのです。
が、そこへ登場したMAJIK EXAKTBOX‐Iなのです。
これが、MAJIK EXAKTBOX-I
正面から見ると、普通のMAJIKアンプのようですが、、、
後ろから見るとびっくり!
8ch分のパワーアンプとEXAKTエンジンが入っているのです!!
・・・続きは次回・・・。
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