LINN KLIMAX DSM3のご納品をこちらのお宅にも・・・
当ブログでも何度かご登場いただいてるこちらのお客様、KLIMAX DSM3新製品の知らせを聞かれ、お手元のKLIMAX DSからのアップグレードのご注文を早々にいただいておりました。
お客様とKLIMAX DSのお付き合いは、それこそ10数年になります。
弊店にいらして頂く前からのお付き合いで、度重なる基板アップグレードも毎回されていらっしゃいました。
オーディオブランド各社のテクノロジーやコンセプトを信じて、多くの機材をお手元でがっぷり四つに付き合うお客様。時には長くは留まる事のないものもあります。
そうした中で、LINN KLIMAX DSがずっとメインとして残ってきたのは、DSに初代から一生懸命取り組んできた私たちにとっても嬉しいこと。
そして、まだ見ぬ、聞かぬうちから、次へのアップグレードを決めていただいたのも、10年を超えるブランドの仕事に対する信頼からと想像します。
そのご期待に応えるものに間違いないと思っていた新型KLIMAXは、私たちの想像をはるかに超えて素晴らしく、3ヶ月近くお待たせして恐縮の胸中の反面、誇らしくこのように納めさせていただいたのでした。
帰る道中、早速の第一報。
「カレンが眼の前で歌ってくれています」
後に続くのは、カレン・カーペンターをラジオからカセットに録音したり、ドーナツ盤をお姉さんに買いに行ってもらった事、イエスタデイワンスモアを聴いた日々、来日公演前日に予行演習で武道館へ行かれた事・・
KLIMAX新型の「音」は、きっとこんな風に音楽にまつわるその人その人のいろんなことや時間を運んできてくれるのです。
情報量とか、音場とかそういう表現を超えたところにあって、それだけ充実した活き活きとした「音楽」が響いているということなんだなぁ。と、ぼんやり思ったのでした。
今までお使いだったKLIMAX DSをラックから外してお預かりする際、「今までありがとね」と仰られた一言。
それに応えてKLIMAXのスマイル・インジケーターが本当にニッコリしたように見えたのは私だけだったでしょうか・・。
(竹田)