家具

なにごとにも今よりずーっと知識の乏しかった12年前、
サウンドクリエイトにはいって、まず親しみを覚えたのは、
オーディオよりも先に家具でした。
その頃(秋葉原時代)の店内には、イームズのラウンジチェアがあり、
カッシーナのキャブが簡単に置かれ、藤で編んだ丸いフォルムの椅子だとか、
ダークブラウンの革で編んだベンチとスツールとか、
普段お目にかからないオシャレな椅子が並んでいて、
お客様に「素敵ですねぇ」と言われると「そうですねぇ」と
一緒になって関心してしまっていました。
その中でも一際の存在感を放っていたのがこの椅子。
AlfrexのLady。
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コロンとしたデザインですが、横から見ても後ろから見ても
洗練されていて、オシャレな椅子。
これが60年前のデザインとは思えません。
戦後6年のイタリアで生まれたこの椅子が、Alfrexの第1号モデルなのだそうです。
デザイナーのマルコ・ザヌーゾは当時無名で、イタリアのタイヤメーカーPIRELLIと組んだモデル。
(今知った!ナルホド、車やタイヤの雰囲気あります。)
新しさとは、その時代時代で異なるものかもしれませんが、
「何かと比べて新しいもの」というのではなく、
「こういうものがあったら」というひたむきな気持ちから生まれたものや、
前向きなパワーを内包しているものが、今でも色あせないのかもしれません。
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そんなLadyが、ここに鎮座していました。
カッシーナ青山本店。
チェック柄やグレーの革張りなど、うちのLady Roseとはまた違った表情。
素敵です♪
Cassina Ixc. 青山店

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