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5月ゴールデンウィークの頃の話。
MAJIK LP12から、LP12の電源アップグレードとアーム、カートリッジのKrystal、一気にステップアップされたお客様。
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ご納品後早々に丁寧なご感想メールを頂きました。
あれから1か月たっているので、お客様の中ではまた更に堪能されているかもしれませんが、
とても素敵&嬉しい内容だったので、ほぼそのままで、
ご納品直後のフレッシュな感想をご紹介です。
※注)と入れたところはLegatoからの注釈。
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もう少し良く聴いてから感想を述べようと思っていましたが、
僅かなうちにみるみると音が良くなって嬉しくなり早くもメールを送ることにしました。

納品直後は確実なアップグレードの効果を実感できたものの、
初めてMAJIK LP12を聞いた時の衝撃的感動には及ばず、
自分は贅沢になったものだなぁと思っていました。
しかし、しばらく再生をしているうちに音が激変してきました。
昨日の納品時のパフォーマンスはLP12の実力のわずかしか発揮されておらず、
本当はあんなもんじゃなかったようです。
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今回は一気に電源、カートリッジ、トーンアームのアップグレードが実施されたため、
個別の改善点はよくわかりませんが、
重心が下がりどっしりした音調になったこと、
かつ繊細な音の表現力がアップし
クラシック音楽の鑑賞に好影響が見られる点です(Krystal+Ekosの要素?)。
そしてADIKT(注:MMカートリッジ)の時の演奏の熱さ、元気さは健在でした。

また、Radikalの要素として電源がLP12本体から離れたことでノイズフロアが低下しました。
さらにMajik電源の時に30分から2時間程度暖機して得られた演奏の安定感が、
Radikalでは電源投入直後から得られるように感じます。
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余談ですが、今までにLP12で経験した発見がいくつかあります。
LP再生では無音部分でスクラッチノイズがとても目立って感じられるものですが、
演奏が始まった途端にサーっとノイズレベルが下がって演奏に集中できるようになります。
より大きな音によるマスキング効果もあるかもしれませんが、
測定上のSN比と聴感上のそれとは別物に感じます。
また、その演奏自体も分厚くて、
スピーカーの振動板をブルンと震わせるエネルギーが
アナログ再生にはあるのかもしれません
(この辺がアナログ再生に熱中する要素かもしれません)。
わたしは当初アナログ再生については「過去の再生装置へのただの好奇心」から
(格好だけ)取り組んでいましたが、真面目に取り組むと新たな世界が広がることを実感しました。

これは振り返ってみるに、(ハイレゾ)ファイル再生の環境が
ここまで整っていなかったら今更アナログのLP再生に取り組もう
とする気持ちは起きなかったかもしれません。
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ハイレゾは手軽で、半端ないダイナミックレンジと高SN比の音源再生が得られる一方、
パッケージレスのため所有欲を満たすことができません。
一方のLPアナログは「ジャケ買い」も可能なほど趣味性が高く、
再生環境を整備すれば驚くほどの高音質再生が可能です
やはりLINN DSMとLP12は相補的な関係でありどちらが欠けても上手くないですね。
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(Legato)お客様のお部屋で聴いたグリモー(P)とメータ(Cond)の、ブラームス ピアノ協奏曲。
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Grimaudの「息づかいを感じる音」がとても好きです。
また、Mehtaは私が14歳の時にこずかいを握りしめて近所の商店街のレコード屋で初めて買ったCDがMehta&ニューヨークフィルのワーグナー:「ニーベルングの指輪」管弦楽曲集だったので、とても思い出深い指揮者です。
(当時3,000円のCDはそうそう買える代物ではなく貴重品でした)
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(Legato)やはり、レコードには、それぞれ想い出がありますネ。
上手に撮れていませんが、この日の富士山くっきり綺麗に見えていました。
RADIKAL効果か!?
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