LINNがCDプレーヤーとアンプが一体になったCLASSIK MUSIKをリリースしたのは1998年でした。1982年のCD登場から世の中がすっかりCD一色になっていた頃でないでしょうか?途中、バージョンや形を変えて長く生産されましたが、2007年のネットワークプレーヤーDSの登場により、2年後の2009年には生産終了となりました。
長いこと作られた製品だったなぁ!と思っていましたが、こうして書いてみたら11年だったんだ、、と思います。
MAJIK DS-Iがリリースされたのは、ディスク再生機と入れ替わりの2009年。その後、HDMI基板の搭載、クロックの改良などを経て、内外一新した現行モデルMAJIK DSM4となり、MAJIKの歴史は、今年で丁度11年目。
その11年の間に、ガラケーからスマホになり、NASは年々使いやすくなり、ネットワークの通信もずっと簡単になり、今ではNASがなくともサブスクリプションがあるので、より一層シンプルになりました。
昨年リリースされた新生MAJIKは、そのたしかな歩みと一層の進化から、発売直後から今でも人気は絶えません。
なにせ初代のMAJIKだって、ソフトウェアのアップデートによって現行モデルとほぼ同じことができるのです。デジタル製品で10年以上使えるものって他にあります?
かつてのCLASSIK MUSIKが、オーディオに詳しくない人にも愛されたように、MAJIK DSM4は、オーディオのマーケットという枠を超えていくのじゃないかなと思います。
いや、そうしていかないと!もっとたくさんの人にオーディオの魅力を知って欲しい。
世の中がそうなることの切り込み隊長になりうる製品。
届け、LINNのマジック。
(竹田)