額装する楽しみを覚えてから、何かと理由つけては、額装したくなります。
以前からベルガンザやデル・モナコのポートレートを下さったお客様があって、いいフォトフレームを探していましたが、ピンとくるものがなく、ITOYAに行って額装しました。
いずれも東京公演の時で、当時お客様はカメラを持ち込んで撮影されたのだそうです。
デル・モナコに至ってはこんなエピソードが、、、
某有名ホテルに滞在していると聞きつけたお客様は、ホテルのエントランスで、一目見たい、写真に勇姿を収めたいと、いわゆる「出待ち」していたそうです。
ご友人と3人くらいでホテルの外で待って、ホテルのドアマンに鬱陶しいがられたりして、それでもしぶとく居たら、ドアマンが「さっき昼食から帰ってきたからまた通るかも」通してくれたとか。
そこではち合わせたデル・モナコは、スクッと姿勢を正し、写真を撮らせてくれたの出そうです。
後日そのポートレートを渡したら、気に入ったらしく、空港に見送りがてら行った時には、イミグレーションの向こう側に居ながら、ガラス越しにお客様の眼の前に立ってポーズしてくれたとのこと。
それが、上の写真。なんていい時代でしょう。
ホテルも、デル・モナコ本人も。
時間の流れがゆっくりな気がしますね。
その折に撮影された写真を、試聴の御礼にと頂きました。
その写真とストーリー、しっかり受け継ぎたいなと、それぞれの写真に合った額装をあつらえたのでした。
それは、1つしかないストーリーでしょう。
ストーリーは語られるものでもあるけれど、作って行くものでもあるのだな、と最近思うのです。