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プリメインアンプをパワーアップさせて、システムアップグレードされたお客様から、
確かにいい。確かに良くなっているんだけど、、、
「低域の量感は増えたんだけど、上がちょっと伸びないというか・・」というご連絡がきて、
「あ。しまった!」と思いました。

スパイクマウント!
スピーカーのスパイクと言うのは、当然と言えば当然なのですが、スピーカーの自重を支えるその鋭角の先に意外とエネルギーが集中します。
お客様のお宅でもB&Wのブックシェルフはスパイクを立て、スパイクマウントで受けていました。
お使いのものは、多く流通している、金属製の円板の中心が▼になっているもの。▼の鋭角の先は貫通していません。
上述したエネルギーが、スパイクからスパイクマウントに伝わりますが、このタイプのマウントだとスピーカーのエネルギーを止めてしまいます。

特にプリメインアンプがパワーアップして低域が伸びるようになったお客様のお宅では、低域の量感は確かに増えた。でも、実はもっと出ている低域がエネルギーが飽和して伸びていかないため、高域が伸びない・・という状況を作ってしまっていたのです。

・・ということでお勧めしたのが、Quadraspire QF-Spikemount
・・て、当ブログで何度も書いているので「他にないんかい!」と言われそうですが、なかなかどうしてこの構造のスパイクマウントってあまりないんです。(LINNのSKEETは貫通系です。)
AnsuzのAdjustableは素晴らしいですが、値段も高い・・。
うっかりすると8個分でスピーカーの価格を超えてしまうこともあります。
そこからいくと、このスパイクマウントは超優秀です。

スパイクを受けた穴は、底面に向かって広がり、更にその穴から波状の3本のラインでエネルギーを流しやすくしています。
よくできてる~のです。

アンプをアップグレードすると、そのエネルギー量に対して、周りも少し整備の必要があり。
何かと悩ましいオーディオです。
(竹田)


このイラストの手の向きが変ということに今気づく。
自分の手じゃないってことで。

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