2020年の発売からほぼ毎日5階の錚々たるスピーカーを駆動し続けているOCTAVE V70A。
OCTAVEのプリメインアンプの中で、唯一A級動作するアンプです。
標準管はKT120。OCTAVEの製品は手動でバイアス調整しますが、このアンプは自動バイアス調整してくれます。V80SEやV110SE同様、背面にハイゲイン、ロウゲインの切り替えがあって、駆動するスピーカーによりマッチした鳴らし方を選択できます。
他のモデルと異なるのは、パワー感と音楽性。B&W 800シリーズやPIEGAのマスターラインなどになってくると、真空管でも120W(4Ω時)出るV80SEのなんでも鳴らしてしまうパワー感に頼りたいところですが、V70Aの音色の良さは、なかなか捨て難いところ。また小音量時の制動で魅力を発揮するV70Aは、マンション住まいの方やあまり大音量で聴かれないという方にはもってこいなのです。
なので、V70Aでもう少しパワーが欲しい、、となったらSuper Black Boxをあとから追加するのもお勧めです。
5階の顔であるV70Aは、これまでに
Marten、Sonusfaber(旧モデルのAmati Futura)、B&W 803D4、Brodmann VCシリーズ、Borresen、LINN AKURATE242SE、PIEGA COAXシリーズ、Albedo、Tannoyヴィンテージ系、Tru-Sonic E3(最近聴いた中で1番素晴らしかった)、EMPIRE、Old Jensen、、、など毎日さまざまなスピーカーを鳴らしています。
相性の心配をすることなく、スピーカーの魅力を引き出してくれる名機。
5階にお出かけいただいたら、是非立ち止まって聴かれてみてください。
(竹田)