LINN AKTIVスピーカーのKLIMAX350から、EXAKT ORGANIKアップグレードのご納品でした!
ハイグロスの艶が美しい、最上位機種LINNの350。
背面にアンプを搭載しております。
この350は、
2005年のLINN創業33周年にリリースされた初代の「Artikulat」から始まって、
KLIMAX350
EXAKT350
EXAKT350-Katalyst
EXAKT350-ORGANIK
・・と、17年の間に着々と技術を進歩させてきました。
お客様がお使いだったのは、KLIMAX350。
EXAKTスピーカーにはなっていない、プリアンプからインターコネクトケーブルでパワーアンプへ接続するタイプのもの。(どちらかと言えばこちらの方が一般的)
そして、この度、2世代飛び級して、最新型ORGANIK DAC搭載のEXAKTスピーカーへとアップグレードされました。
アップグレードは、ご自宅での作業が可能なため、スピーカーをお預かりする必要はなく、背面のアンプ部、そして、スーパーツイーター、ツイーター、ミッドが一体になったユニット3Kアレイ(クロームのおしゃもじ部分)も新しくなります。
3Kユニットも新しくなるのには、お客様も驚き。
KLIMAX DSMは、EXAKT LINK搭載モデルで、Katalystは非搭載ですが、EXAKTスピーカーに接続するとDSMのDACは使用しないので関係ない。
こちらにはHDMI2.0とサラウンドプロセッサーモジュールを搭載して、サラウンドもグレードアップ!
ちなみに、KLIMAX DSMが置かれているのは、スピーカーの対面の壁で、ケーブルで言うと長さはかれこれ7-8mあります。
これまではDSMからインターコネクトケーブルで350のパワーアンプ部に接続されていたので、アナログ伝送でこの長さのケーブルを2本送っていたわけですが、今回EXAKTにしたことで、LANケーブルでのデジタル伝送になり、さらにデイジーチェーン(左のスピーカーから右のスピーカーへLAN接続)も可能となり、音楽信号のロスを大幅に減衰できることになったわけです。
更に6個のユニット使ったスピーカーのクロスオーバー歪もほぼゼロに近くできるので、その差は相当です。
鳴らし立てからお客様も「全然違いますね」念願のアップグレード、やってよかった!とお喜び。
更に、HDMIの質が相乗効果で情報量がグッと上がり「同じ作品を観ても作品理解の深さがだいぶ違ってきますね。」とのことでした。
リアスピーカーはSeries3で4.0chサラウンドの予定。
元々お持ちだった301&302ですが、あいにく301はリアスピーカーに対応しないので、この日は2chでの映画でしたが、それでも「十分かな」というくらい。
音が変わると映像への引き込まれ方も、同じ画面を見ていると思えない、と言われる方が多く、同じ予算の中でスピーカーの数を増やすより、質を上げるほうが満足度が高いとも言われます。
350ORGANIKは、またちょっと別格ですが・・・。
(竹田)