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★ Paradigam founderシリーズご試聴で

お客さまのご試聴で、意外な発見。トールボーイの100F(パッシブ)と120H(アクティブウーファー搭載)のご比較で、ブックシェルフ派の方にも「これお勧めできる!」と思うトールボーイがありました。

ブックシェルフのキレやボーカルのクリアさが好きな方でも、曲によってはここもう少し低域が欲しい、、ということがあるかと思います。ただ、同じモデルでトールボーイを選択すれば解決かといつかと、そういうわけでもなし、、。かと言って、サブウーファーを加えた2.1chは、どうしてもバランスをとりにくい。。。(※その点、LINN EXAKTシステムだとサブウーファーとメインスピーカーの位相を完ぺきに合わせることが可能)

それが、Paradigamのfounder100Fは、割と、ブックシェルフの良さに低域を支えた感じのバランスで、これは一つの選択と思いました。

ちなみにこの感じのスピーカーといえば、PIEGA Premium501。701もアンプの選択を間違えなければその感じになります。

現代の録音で、JAZZもクラシックもという方はParadigam 100Fや、PIEGA Premium701を一度聴くべし。

★ KLIMAX ORGANIK基板のご納品で

写真NGでしたので、お話しだけ。ビフォア/アフターのご感想は「聴き飽きたよ」と言われそうなので、お客さまが「良くなったなぁ!」と仁王立ちされたことだけ書いておきましょう。

それはともかく、かかった曲スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトの名盤「Getz/ Gilberto」がかかりました。

これを聴いた時に、そうか、この曲再生がすごく難しいんだ。と思いました。

曲も内容もいいから名盤には違いないのですが、ハイレゾやハイファイになればなるほどイマイチ私にはピンとこない一枚なのでありましたが、ORGANIK DACで聴いた時に、ギターとジルベルトの声が同じ帯域?あたりでモヤモヤモゾモゾしていて、ハイレゾなどで分離が良くなっているとそれはそれで背景が失われている感じで、イマイチ実体感を感じたことがありませんでした。

でもこれ、ORGANIKで聴いたら低域が伸びて音と音がきちんと離れているんだけれど、ちゃんと繋がっている。ギターも声もちゃんと音階が追えて、かつ響きはハーモニーしているので、実体感が出て、そうなるとジルベルトの横顔までみえてくるようなのです。

この盤に比べると少し前にsoundcreate musicに載せた「BRAZIL」という盤のジルベルトの声は、もっとハッピーに聴こえました。ああ、今度店で両方聴いてみよう。

ちなみに、ついこうしてORGANIK DACを強調してしまうのは、売りたいから、高いものだから褒めているというわけでもなく、技術の進歩のファーストステップはいつでもとても高価(TVだって、冷蔵庫だって)ですが、技術はおりてきて、価格はこなれてくるので、こうして誰かが音楽の扉を開けていくことを手放しで喜びたいと思う次第なのでした。

「竹田)

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