知らないことが多すぎて、毎日「へー」の連発です。
★ A case of you
ジョニ・ミッチェルのこの曲をダイアナ・クラルがパリのライブで歌ったものが流れました。お客様「このタイトルの意味知ってます?」
とっさに私「え。あなたの場合?」
お客様「でしょ!そう思うでしょう!私も50年間そう思っていたんですよ。」
歌詞読んでみるとわかるけれど「ひとケース分のあなた」なんだ、と。
「えー----!」
もう全然歌の聞こえ方が変わってしまいました。
なんといい加減なこと。
ほぼ毎日、店内のどこかで、ダイアナ・クラルか、ジョニ・ミッチェルでかかっているのに。いるのにもかかわらずです。
ウナギと聞いていたのでその心づもりにしていたら、ウサギ(ジビエ)だったみたいな。
あんまり例えが良くないですが、「あなたの場合」というタイトルから連想すると、主人公像が全く異なります。
お客様は50年の勘違い、私はこの歌知ってから20年の勘違い。
早く教えていただいてよかった!
★高橋幸宏さんの遺作
SELEKT DSM EOAとDavoneのご試聴時に
「これが遺作になっちゃいましたね」とかけたこの曲。
大貫妙子「二人の星をさがそう」で、
高橋幸宏さんがドラム。
もちろんと言ったら変ですが、知らないことだらけですので、知りませんでした。
遺作というだけでなく、この歌も。
日本語だから・・というだけでなく、初めて聞く歌でも妙にするりと言葉が入ってくる。
子供でも喜びそう(「みんなのうた」でもいけそう)な、楽しい雰囲気。
空を、宇宙をジャンプしたり、飛び跳ねたり、泳いだりするような、そんな歌。
「長い旅を したんだね」
は、もちろん「遺作」と聞いたからに違いないけれど、高橋幸宏さんを、人の人生を思います。
こんな楽しい感じで終わる、いや、宇宙を旅しているかもしれないし、自然に淘汰されたといえるかもしれないけど、この感じいいなあ。
偉そうに言えるほど私は聞いてきてはいないけれど、YMOから何からたくさん聞いてきたお客様からお裾分けいただきました。
音楽は共通言語。
何気なく置かれているダイヤの原石、知って磨いて、聞いて磨きたいものです。
(竹田)