今週は、LINN SELEKT DSM Classicをお持ちのお客様のORGANIK DACご試聴が重なりました。
★B&W 805 D4をKatalyst DAC一体型で鳴らしていらっしゃるお客様
ご試聴はTIDALから。
Doobie Brothersはご自宅のレコード(AKURATE LP12にEKOS)のほうが音がいいなぁ。とのこと。
しかし・・
「エディ・ヒギンズは、そんなにうまいピアノでもないと思うんだけどついかける・・世間ではカクテルピアノと呼ばれているけど、、、」と仰りつつ、これはORGANIKのほうが表現力が断然優れているなぁ。ベースの胴鳴りがはっきり聞こえる。こんなに違うかー。
アンプは一緒なの?
DACが変わるだけでこうもなり方が変わるとは不思議なものだ。
パワーアンプを買い足さないとならないかもと思っていたけれど、それより安上がりかも。
リッキー・リー・ジョーンズはかけるなり、これは明らかに違う。ボーカルが生きてる。
(My Funny Valentaineの盤からUnder the Boardwalk。)
リッキー・リーって、フワフワしたボーカルでしょう?でもバックがいいんだよねぇ。
だから彼女がフワフワした感じで歌っていても音楽が面白い感じで成立する。
クインシー・ジョーンズの「Killer Joe」この頃のクインシーが一番好き。女性のコーラスにもタメがあって・・
と、途中から完全に音楽談議に。
ORGANIKはそんな力があります。
親しみのこもった音楽のお話しが、聞いていていこちらも耳に心地よい。
★LINN Akudorik PASSIVをKatalyst DAC一体型でお使いのお客様
ご自宅では小音量で聴かれ、ニアフィールドというお客様。
普段と近い状況でのご比較で、ビル・エバンスや、ダフト・パンク、シュタルケルのバッハ無伴奏、グールドのゴールドベルグ、ダイアナ・クラルなど幅広くご試聴。
ダイア・クラル「Live in Paris」の時に、少し後ろにのけぞられて「そっかぁ」とつぶやく。
一通り聞き終えられた後に、残念ながら違いますね・・・。
雑味がないというか、より自然になって、しかもボリューム下げた時に差がありますね。
ボリューム上げてもうるさくならないし。
Katalystの時に十分雑味がなくなったと思ったんだけど、比べるとまだザラっとした感じがあるんだなぁ・・・。
(別のお客様に同じようなお話をしたら「Katalystの時にも言ってたジャン!」と突っ込まれた竹田です)
一辺にはちょっと厳しいけれど、電源UTOPICの威力も大きいことに期待して、今回はUTOPICのアップグレードに!
SELEKTが自分のペースでゆっくりアップグレードしていけるのも、魅力の一つとのこと。
お客様SELEKT DSM KAのUTOPIC、Before/Afterも楽しみな私です。
納期はちょっとかかりそう。
(竹田)