あまり更新されない店のプレイリストですが、最近新しい音楽の感動があって、そんなことを留め置く。
・ベートーヴェン クロイツェルソナタ
メニューイン兄妹
3楽章をTannoy GRFモニターシルバーで聴く。
まるで小鹿が風と戯れ遊んでいるよう。
ヘプシバのピアノ(小鹿の足取り)と、お兄さんのヴァイオリンとの追いかけっこ。私の注意がピアノからヴァイオリンに移ると、高みに向かって引っ張り戻されさながら、いつの間にか意識の奥のほうへ連れていかれる。うっとりして他のシステムでも聴くと、それはそのようには聞こえなくて、モニターシルバー15インチの深いカーブ故なのかと得心する。
・フランク ヴァイオリンソナタのチェロ編
アナスタシア・コベキナ & パロマ・クアイダー
アナスタシア・コベキナは、大変優秀なチェロ奏者のようで、これまでもギドン・クレーメルや、アンドラーシュ・シフ、ファジル・サイなどとも共演しているよう。
お客様から教えていただいたEllipsesというチェロ作品集(2022年の)が美しい。
この、チェロソナタ集は未聴でしたが、フランクのヴァイオリンソナタのチェロ盤があるんだということを初めて知る。しみじみとした内省的な演奏で、聴き込みたい。
・エリス・レジーナを知る
IVAN LINSの新譜から他の盤・・とツツツと紐を引くうち出会ったエリス・レジーナ。
全くの未聴でしたが、6-70年代のブラジル音楽界では最も人気のある歌手だったとか。
この盤はTIDALで見つけたもので、CDやLPでは今の所見つけられていないのですが、実はここのところ失せていた音楽への好奇心を引き戻させてくれたのはこの盤のWAVEなのでした。
好奇心と音楽感動が戻ってきてからはまだまだ色々ありますが、また次回。
(竹田)