先月加藤訓子さんのイベントで使用したのはLINNのファブリックを纏ったSeries5 530。
これが会でとっても好評で、どちらかというとオーディオというより音楽に軸足を置かれている方々から「すっごくよかったけれどこれはどういうシステムなの?」というお声を男女関係なくたくさんいただきました。
その後、LINNの六本木ショールームに行くことがあって、ここでもSeries5 530を聴いたのですが、やはり改めて良かったのでした。
しかも、黒いファブリックを纏って、黒いガラスのSeries5ってとてもインテリアに馴染みがよくて恰好よいのです。
USMモジュラーファニチャーの黒のキャビネット、デンマーク家具のポール・ケアホルムPK4やイェンス・クゥイストゴーのラウンジチェアの中にいても違和感なし。
ファブリックの黒の下部分が黒のパンチグリルになっていて、底板と天板がガラスなのが抜け感が出ていいのかも。
店内だとどうしても他の製品と並べて置くのでかっこよさが伝わりにくいですが、この雰囲気とっても良いです。
インテリアのところどころにウォールナットなどの木目が入っていると冷たくなりすぎずなくてこれまた良い。
デザインのことばかり言いましたが、冒頭に書いたようにイベントでものすごく音が良かったのです。
Seiries5 530は、Katalyst以前のDACが搭載されていて、DAC的には今後もアップグレードされる様子もなさそうですが、ヘッドユニットがSELEKT Editionハブだったのが良かったのか!?
なんだかとっても鮮やかな鳴り方で、改めて見直してしまったのでした。
デジタル伝送のEXAKTスピーカーと組み合わせる時は、スピーカー側にDACが搭載されているのでKLIMAXでもSELEKTでもDACなしのもので接続ができるのですが、音質的にほとんど大した役割を担っていないように思えるこのHUBによって結構音質が変わるのは、頭をかしげながらも認識はしております。
説明がつかないんだけれど「オーディオって言ったら何か変えれば必ず変わる」という雑な概念に頷くしかない感じです。
※ちなみに、KLIMAX HUBのADコンバーターは結構気合が入っていて、HUBに入力したもの(レコードやCDプレーヤー、その他)などが凄くよいことは説明を受けたことがあります。
「KLIMAXのADコンバーターは、上段のトレイの半分を占めるほどの規模で、左右完全対称の理想的なレイアウトがなされています。最高の性能を発揮させるため、AKM社AK5572EN ADCチップをパラレル使用し、FPGAに書き込まれたLINNのソフトウェアと連携し万全の出来栄えと言える完成度」なのだとか・・
(竹田)