例えば12月12日はサウンドクリエイトが銀座へ移って丸2年がたち、3年目に突入したわけですが、その日は何と今は亡きフランク・シナトラが生まれた日だったりで、感慨深い日を送っておりました。
シナトラと言えば、VEGAS1966年ののライブ盤を手にしてから、また日に日にシナトラ漬になっております。
シナトラの声は、一般的なクリスマスソングを聴くよりもクリスマスのメリーハッピーな気分になれます。
秋に聴けば秋の深さを感じますし、春は春でうららかな暖かさに合います。
5月のすがすがしさ、夏の暑さを吹き飛ばすVOICE・・・、と、どの季節にもシナトラは聴きたくなるんです。
例えば、Autumn Leavesを秋に・・・というのならわかりますが、Night and Dayや、Come fly with me、Fly me to the moon、Luck be A Lady…..
季節に関する歌ではないのに、それぞれの季節に聴いてみて印象が変わるのです。
不思議ですね。(よっぽど好きというのもありますね・・・)
シナトラの声を、「ビロードのような」と解説されているのを読んだことがありますが、本当に深くてなめらかで美しい、確かに「ビロード」・・・。
でも、うっかりすると割れ金のような声になってしまったり、芯がなくなって「VOICE」とは言えなくなったり。
最近シナトラの凄さがよく分かるようになってきたのは、店の音が以前より良くなっているからだと自慢したりして・・・。
で、一番書きたかったことは、当店オリジナルで作成した「革インシュレーター」のご紹介!
切れ込みが入った革2枚と3枚を垂直に組み合わせた作りのインシュレーターで、縦横各9cm、高さ5cmくらいのもの。
これが「超」優れモノ!で、4方向の音が楽しめるうえ、効果が絶大なのです。
当店では、スピーカーケーブルの他、プリアンプからパワーアンプまでの長く這わせてあるインターコネクトケーブルの両CHを、仕切りを挟んだ両側に置いたりもしています。(写真1)
とにかく一聴して効果を体感できるのは、スピーカーケーブルに使用した場合。
スピーカーから15~30cmくらいの間の、ケーブルが初めに地面に着くあたりをこのインシュレーターで受けますと、低域が出る。音場が広がる。などなど。
4方向の中に、声の質感が絶品な方向もあり、私はひそかに「VOICE(=シナトラ)」と名付けております。
また、スェードと表革を組み合わせているため、リスニングポイントから表革が見えるように置くと低域が出たり、置き方を変えると音が立ってJAZZドラムやベースの締まりが悪い時によかったり、使いこなしで「お気に召すまま」の万能インシュレーター。ここに登場でございます。
これは、店頭でもあり・なし比較がご体験頂けますので、是非!!
(竹田)