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さて、このブログでも何度か触れているバーチャルアースについて。

当時より更に研究は進み、今ではずいぶん様々なことがわかってきました。

下手な説明ながら以前もこの場を借りて書かせていただいたように、基本的な考え方は変わりません。

ものすごくシンプルに言ってしまえば、「グランドループをなくすこと」が、最大の目的です。

アースには基本的に低いところへ流れるものですが、方向性はありません。なので、決定的な低い「グラウンド」がなければ、右にも左にも、上にも下にも、落ち場所を探してあちこち流れやすいところへ流れていきます。

環境的に、グラウンド(地面)へ落ちたとしても、機器間では行ったり来たりしているものなのです。これがループとなっていくのです。

行ったり来たりループしているアースは、大なり小なり機器に影響を及ぼします。

そして、それはあまりよい影響だった試しがありません。

 

そんなアースの問題を解消するには、「アースの流れに方向性を作ってあげること」ことが重要となります。

これには、接続している全ての機器の、電源ケーブル、インターコネクトケーブルが関係してきます。

とはいえ、そんなに大変なことではなく、アースが落ちていうようとなかろうと、どんなお宅でも大掛かりな工事をしたり、何十万もコストをかけたりすることなくできることで、こうした配慮をすることで、アンプ1台買い替えたように、あるいはシステムごとアップグレードしたようなくらい、お持ちの機材が力を発揮し出します。

 

(機材が多くなればなるほど、接続について配慮することが多くなることは事実です。)

 

これには、機器間の接続、電源の取り回しが非常に重要になります。

私はここで皆様が「ナルホド!!」と思えるようなロジカルなご説明をすることがまだ難しく、理解するので精一杯の段階ですので、詳しいご説明に関しては、再度場を設けたいと思いますが、昨年の春頃の「バーチャルアース」により輪をかけて安定したバーチャルアースがほぼ完成致しました。

昨年は、電源の取り回しのみのバーチャルアースの段階で、このブログにご紹介致しました。

が、その後店内や、お客様のお宅で機種によって結果が出にくいことや、どうもうまくゆかないことなどがあり、更なる研究を進めておりました。

そんな中で、PURiFiが登場、TRIGONからの画期的なプリアンプの登場など、様々な新しい機材に触れて、電源の取り回しにプラス、信号ライン(インターコネクト)の接続も含め、より完璧に近いと思われるバーチャルアースの方法を得ることができました。

 

これは機器の「電源アース」「シャーシアース」「シグナルアース」の関係性にもよりますので、全ての方のシステムに一致する接続方法はありません。

機器のアース環境を調べた上で、機器同士の接続や電源の取り回しが決まって行きます。

 

・・・さて、この先まだまだ長い話になりますので、続きはまた次回。

また、これは店頭で研究中、私は勉強中・・・のため、後々間違った情報なども出てくることがあるかと思います。

新しい情報は更新して参りますので、どうぞお付き合いいただければと思います。
(竹田)

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