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LINNの新製品、パッシブスピーカー150(トールボーイ)119(ブックシェルフ)を20日までご試聴いただけます!

色は、ウォールナット、オーク、サテンブラック、ホワイトの内、
ウォールナットとサテンブラックが来ています。

サイズ感は、思ったよりもずっとコンパクト。
それぞれ、パッシブスピーカーのMAJIK140SE、109と同じくらいなのですが、それよりもほんの少し小さくなっています。
写真の119が載っているスピーカースタンドは、MAJIK109のもの。

端子は、LINN特有のこちら。バナナ端子のみの対応。
バイアンプやマルチアンプ、EXAKT化する際は専用工具で端子を回し、ジャンパープレートを外したりずらしたり。

150、トールボーイのバスレフポートは円柱型が下向きに2か所。触った感じ口径は割と小さめ。
台座からキャビネットが少し上がっていて、その隙間から放出される。
脚は相変わらずスパイク(黒い台座の下)なのですが、スパイクマウントは付属しないので、別売のSKEETを。

新採用のドームツイーター。素材は複合素材のソノメックス。
「ボイスコイルは磁性流体(ferrofluid)の中を動作し、マグネットギャップ間での優れたセンタリング、高い放熱効果、適切なダンピングを実現。」とLINNの説明。
磁性流体というのは磁石に吸い寄せられる液体なのだそうで、ボイスコイルがその中で動けば、マグネット間との間の動きがスムーズそうだし、細やかな動きが出来そうという想像をしました。
「リニアな特性と良好なディスパージョンを叶えます。」というのもLINNの説明。

ミッド、ベースのユニットは、セラミックファイバーでコーティングされた軽量・高剛性ペーパーコーン。
この裏側には大型フェライトマグネットが控えていて「ロングスロー設計により、深くそして風のように軽々と伸びる低音再生を効果的に実現」とのこと。大型マグネットはきっとピストンモーションを維持できるのでしょうし、ストロークがこれまでのLINNのパッシブスピーカーに比べるとより長いのだとしたら、低域の伸びがこれまでよりも分かりやすく盤石になる感じ?

・・・というのは、実は音を聞いてから思ったことで、
後付けの理由として、ユニットの作りやバスレフポートの配置の仕方などを見て納得しました。

このスピーカー、静かです。
S/Nがすごくいい。
なので音の立ち上がりとか、キレ際とか無音部分とか、そういうのがすごくいいです。

スピーカーの重量的にはそう重くないのですが、これって多分ユニットの素材だったり、ユニットの動きだったり、バスレフポートのサイズだったり場所だったり、そういうことなのだと思います。

いや、これはいいスピーカが登場しました。
この低域、是非聞いてみてください。

10月20日までは119,150共にお聴きいただけます。

(竹田)

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