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ひっそりと登場していたDavone Reference2を店頭で鳴らしています。

こちら、これまでのDavoneの中ではかなり凝った作りになっていて、価格が税込み330万とのこと。
なかなかです。
が、デンマークの木工の工房もコロナ禍に閉鎖したり、原材料の高騰でDavoneも昔の可愛いスピーカーたちを当時のような価格帯では作れないのだそうです。

・・・なので!
いっそのこと、やれること、やりたいことを詰め込んだ!
そんな風にできた(かどうかはわかりませんが)のが、このReference2。
代理店の営業と弊店のスタッフで、可能な限り中の造りを図にしてみました。(弊店・加藤作)

こちら、イタリアのAlbedoでとっても素晴らしかった、トランスミッションライン方式を使っていて、このサイズですが音場が広く、低域の量感もたっぷりしています。
今日はLINN 従来型のKLIMAX DSM(Katalyst)とTriodeの300Bのシングルアンプ(AVR-300XR)で。
先日のSwiss Cableの1つ下のライン、Reference Ultra(292,000円・1mペア)を繋いでいたら、泣き節のある音に。
透き通る小田和正の声、武満徹や坂本龍一の映像音楽、宮田大のチェロと大萩康司のギターのデュオで構成される美しいアルバムTravelogue、手嶌葵など、どれも泣けます。

ただ、ミッシェル・ペトルチアーノやアルフレッド・ロドリゲスの弾むピアノは、ちょっと「?」。
ここはLINNのSI12のほうが基音の輪郭がはっきりし、高相性。
Swiss Cableの倍音の乗り方が美しく空間を埋める感じで、好みはわかれるところですが、どちらも良いケーブルです。

Davoneに話を戻すと、この価格帯のスピーカーでシングルアンプで鳴るのはとても鳴らしやすさもありますし、ケーブルの違いも明瞭に出て、オーディオ的にも楽しめそうなスピーカーの誕生です!

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Davoneは今、アーカイブと言ってもいいくらい、当時のモデルが充実しています!
中古品:Rithm、Mojo、Tulip

(竹田)

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