お気持ちはわかります。だって、最初はその予定がなかったり、サイズが変わって入らなくなったり、普段そんなに操作するものじゃないのにラックの1スペース使うの勿体無かったり。ケーブルが短いからここにしか置けないという場合もあります。
それで、重ねがちなのです。電源ボックスとか、強化電源とか、ハブとかNASとか、いろいろ。
が、しかし、これが結構痛手であったりします。「音」的に。
OCTAVEの強化電源と、プリアンプの別筐体の電源なんて同じ形だから重ねといた方がなんとなく具合良いように見えたり、電源ボックスじゃないけど、筐体の小さいNuPrimeのパワーアンプなんて隙間に入るし、、ブリッジモードで2台使おうと思ったらつい重ねちゃう。
しかし、じつはこの中を見ると、、、
コンデンサがいっぱい。
NuPrimeもあの筐体の割に重いと思ったらこんなに大きなトランスが入っていたり。
そうなってくると、やっぱりこれが1台ポンと置かれているよりは、2台重なっていたり、あるいはこの上にハブやNAS、プリアンプがあったりすると、実は「激しく」影響します。
それぞれ良いものなので、ああ、よくなったなぁ、「十分」いい音してるなぁ、と思われるかもしれませんが、ちょっと待って!もっと良いはず!!
お手元の機器がどれほどの能力があるか、ということをお気づきになられていない方は多いです。
高級機器と言えども、どんな使い方でも発揮するわけではなく、かえって、使い方による音の差は大きいかもしれません。
ぜひ、一度目の前の機器に目を向けて、ちょっと置き場所考えてみてください。
(竹田)