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なんっとなく、聞き込めば聞き込むほど、首をかしげることになったHartley Concert Master Jr.。
とってもきちんと鳴るのですが捉えどころがないというか、ブログでしっかり取り上げたいな・・と、聞き込めば聞き込むほど、アンプの組み合わせなのかな‥ととっかえひっかえしていました。

Aurorasound HFSA1で鳴らすと昭和歌謡——イルカ「なごり雪」とか、太田裕美「木綿のハンカチーフ」テレサ・テン「つぐない」とかとってもいいのですが、チューリップとか陽水とかもう一歩で、TRIODE MUSASHIにするとJAZZはいいのですが、クラシックがどうも伸びきらない・・・、OCTAVE V80で鳴らしたらうるさくなり、V40SEで鳴らしたら、制動的には丁度良いのですが、パット・メセニー「What’s it all About」に収録された「Rainy Days and Mondays」で、ギターの低音がブブブブブと鳴り始めました。
おっと、これはどういうことか、内部にアクセスしてみなくては・・。

で、背板を外してツイーターの近くのバッフルなど抑えてみましたがブブブ音は止まず。
そこへ加藤が来て「なんでしょうね・・」と内部配線を持ち上げたところ、ブブブが消えました。
よくよく見ると、内部配線(オレンジ丸囲み)がこのグルグル巻きの吸音材とキャビネットの間に挟まっていました。

解決したものの折角あけたのですから、もう片側も開けてみる。
すると、ツイーターとウーファーを繋ぐ内部配線(青囲み)が片側はピンピンに張っており、コイルに触るような感じ。
これはよくない。
その取り回しも変えたりしているうちに
おや・・と思うことが。

念のための確認と、白川がウーファーに繋がるケーブルの先に電池のプラス・マイナスをつけて確認したところ、ウーファーについていた赤黒の端子は、まさかの逆相だったことがわかりました。
※ツイーターではこの方法はとらないでください。飛んじゃいます。
ヴィンテージのJBLだとそういうことがあるのですが、ハートレイのこの個体も。
左右共に逆相の接続されている場合、わかりにくいうえ、このツイーター、パワーがあるのか、普通に聴いてもまるきりおかしくなかったので、何か月も気が付きませんでした。

正しく接続してみると、音圧がばか上がり(はしたない・・失礼)。
ちょっとちょっと、全然鳴り方違うじゃない。

どうもピンことなかったのは、そういうワケだったか。。。
さて、もう少し鳴らしたら背板を締めて、改めてまたこのブログでご案内します。

(竹田)

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