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「現在、PIEGA COAX711を使用しています。
そこそこ良い音がしていると思いながらも不満もあります。
どこまで可能性があるか見極めたくて、参考に御社に設置されている最新上位機種のCOAX811を試聴させてください」
その際「電源とアース」についても話を聴きたいとのこと。
こんなお問合わせと一緒に現在のシステムをいただきました。

レコードプレーター:LINN Majik LP12 SE
ヘッドアンプ、イコライザーアンプ:FIDELIX LIRICO、LEGGIERO
プリアンプ:LUXMAN C-10X
パワーアンプ:LUXMAN M-10X
SACDプレーヤー:LUXMAN D-10X
ネットワークトランスポート:LUXMAN NT-07
NAS:DELA N10
スイッチングハブ:DELA S100
クリーン電源:LUXMAN ES-1200

<インターコネクトケーブルの接続>

店頭で811を聴いていただき、上記の図面をご説明させていただくと、お手元の711にもまだまだ可能性がありそう・・・。
ご案内のタップとケーブルを一式ご用意させていただくことになり、お帰りになられました。

ただ、こちらでも一部接続がはっきりしない部分があり、お客様とご連絡を取りながら試していただくことに。
その際、下記のお願いごとをしました。

まず、明らかな結果を聴いていただくために、不明な部分はあらかじめ外しておく。
・2台重ねてお使いのフォノイコライザーは1台に
・ネットワークプレーヤーの電源は、オーディオ系統からとるか、DELAなどのNASと一緒にとるか不明なため一度外す
・お使いのクリーン電源は一旦外す
・お部屋には200Vもきているが、まずは100Vの2芯の電源から取っていただく
この状態でどんな音になるかを聴いてみていただくことをお願いしました。
ちなみに、外していただく機械は、電源、インタコなどすべて結線を外していただく。繋がっているとアンテナになってしまうため。

<シールド切ケーブルSAEC SL1980の接続の仕方>

この段階で、お客様からご連絡がありました。

「早速試してみましたが、かなりの効果を確認することができました。
特に低域の出方が改善され安定感が出てきました。勿論高域もいい感じです。
また、弱音時、非常に静かになりました。
今もレコードを聴いていますが、音が伸び伸び、活き活きして本当に楽しいです。
そして、定位がよく静けさもよく出ます。
PIEGAを見直していたところです。」

万歳!
そうなのです。
お手元の機器は、まだまだ可能性があります。

この状態で、
・例えばフォノイコライザーの2台重ね遣いが必要か、
・ネットワークプレーヤーの電源をどこから取るか、
・この弊店オリジナル電源タップをクリーン電源からとったほうがいいか、
これを試していただく・・ということで、この後もお試しいただいています。
(ちなみに金野からは、PCやルーターなどノイズの、モトになるものをクリーン電源通すとよいですよとお話し。勿体ない感じですがそれも試してみるとのお話しでした。)

たくさんの機器を接続している場合、まず、どこまで良くなるのかを一度とてもシンプルにして、正しく接続して、聴いてみられる・・・ということをお勧めしています。
(竹田)

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