サウンドクリエイトは1998年創業。
秋葉原の裏路地の7階建てのビルの、2F・6F・7Fに3フロア試聴室を設けていました。
Vol.1でご紹介したのは2F。
そして、
「皆様、上へ参りまーす!」
・・ということで、今回は7Fをご案内致します。
開放感のある、明るい室内。
オーディオ=おこもり
というイメージとは少し離れたフロアでした。
改装に関わったスタッフに聞くと、
「沖縄のブセナテラス行った時のイメージを入れた」とか
「いや、雑誌で見たどこかの素敵なテラスを」とか
色々意見は違うみたいなのですが、、、
20畳の広さのところに、ここも両面仕様で、中央のベンチに腰掛けて
正面のシステムや対面のシステムを聞けるようにしていました。
スピーカーを置く位置は玉砂利が敷いてあって、オリジナルのスピーカーベースにスピーカーを置いていました。
この頃から、スピーカーベースはオリジナルで色々作成しています。
スピーカー背面の縦にうっすらグリーンに見えるところは確か吸音材。
左手の窓の下も確か布張りしてあった覚えが・・。
そんなに天井が高い訳でなく、床の反射が強いので、横や天井の一部は布地にして吸音にしていますね。
向かって右側と背面は全面窓ガラスで、薄地のと厚地のブラインドカーテンをおろしているのですが、このブラインドの下げ具合で音の調整していたのを覚えています。
(ホールみたいに階段式にブラインドを下げたり、1つ飛ばしに上げ下げしたり)
順番が逆でしたが、エレベーターが開いたところからのアプローチがこの写真。
この奥が1番上や2番目の写真になります。
右手のソファも店で作ったもの。
アーム部分が珈琲テーブル代わりになります。
この頃何でも作っちゃっていました。
↑写真の左手は、↓下の写真
一部小上がりになっていて、ここは「寝室」
スタッフの寝室ではなくて、寝室のオーディオシーンをご案内するもの
(秋葉原で酔っぱらって終電を逃し、ここで寝て帰った人も居ますが・・挙手)
TVの下にあるのは、LINN CLASSIK MOVIE DI。
CD/DVDプレーヤーと、AVコントローラー、そして5ch分のアンプが1台になっているという優れもの。
サイズは、上から見るとLPジャケットのサイズ、高さは8cmくらい。
LINNのCLASSIKシリーズはお客様から「宝箱みたい」とよく言われましたが、ホントにその通り。
天井の内部にはLINNの埋め込みスピーカーが埋め込まれていて、サラウンドになっていました。
ウーファーも壁付けのものがあったのです。
LINNのSizmik Custom。↓
ワタクシ、なんとなくな職探しをしていたその当時、
「映画と音楽が好きなら」という前提条件のもと、
「ヨイアルバイトがアルヨ」と前職の先輩に紹介され、
「オーディオ」ということもよく知らずに、
「末広町(注1)に行ってごらん」と言われるがまま、
駅を降りて待つこと5分現れたのが本店のスタッフ藤井(注2)が現れ
なんだかコアな店が並ぶ中(注3)、小さなビルの奥まったエレベーターに乗って
扉が開けば別世界(一番上の写真)で、どんなに驚いたことかご想像がつくでしょうか。
ほっとした次の瞬間に、フラッグシップスピーカーKOMRIの価格を聞いて、
また腰を抜かしました。
「私、お茶出すだけでいいんですよね」
と確認したのは言うまでもありません。
注1:末広町と秋葉原がこんなに近いとは知らなかった。そして、むしろ秋葉原の店とはよもや思わなかった。
注2:当時の藤井は、髪が長く後で束ねていて、今より鋭角な雰囲気でコワモテだった。
注3:当時店があったあたりは、その後メイド喫茶が並ぶ通りになってしまったのですが、当時からちょっとその雰囲気アリ