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本日より3日間、有楽町の国際フォーラムで、東京インターナショナルオーディオショーが開催されています。

初日の10時、早めに受付が始まり、既にエレベーターの前に列ができていました。
本日最大のお目当てはLINNの新製品、KEEL SE+新型のKLIMAX RADIKAL
ありました!!!

こちらがKEEL SEの現物。
意外だったのは、アームボードの部分が従来のKEELよりもかなり薄くなっていること。
ですが、少し持たせてもらったらお、重い!!!

KEEL、横から見た図。
下が従来のもので、上が新型。
新型は、外側の厚みが従来のものよりも厚い。アームボードと重なる部分からクレッシェンドしていく感じに厚みが増します。
ちなみに、KEELは従来も新型もアルミ削り出しの一体型で、溶接部分は一切なし。

音は???

すごい・・。
血流にまで音楽が流れていく感じがする。。。
音だけじゃなくて、音楽を浴びる感じ。
これは、おそらく生演奏でもなかなかできない体験かと思います。
音圧と音楽とを浴びる感じです。体に直接入ってくる。

やっぱりすごいな・・と思っていたら360スピーカーはパッシブモデルでした。
てっきり360EXAKTだと思って聞いていました。

LINNの隣の部屋に行き、
「いやーすごかったな。あ、でもEXAKTの音はやっぱりこの音ですね。」と話しながら振り向いたら、
360EXAKTではなく、150のEXAKT駆動でした。
おっどろき。360EXAKTかと思いました。
今日は2回も裏切られ(?)てしまった。

ちなみに、LINN 150(3ウェイスピーカー)をスッキリとEXAKT化できるトライワイヤリングのスピーカーケーブルK60もしれっとリリースされております。

お隣のティアックブースは、いつも華々しいアヴァンギャルドかTANNOYの大型を鳴らしていますが、今日はその中では小ぶり目のTannoy Sturling ⅢLZが鳴っていました。
奥に見えるのは1940年代後半に設計された「クリプシュホーン」で有名な「クリプシュ」ブランドのスピーカー。

クリプシュホーンと言えば、VITAVOX CN191。
京都、神宮丸太町のJAZZ喫茶やまとやがこのスピーカーですね。

今井商事ブースでは、CN191(お客様の私物)を使って、是枝先生の真空管アンプでデモンストレーション。
なんとCN191は復活のようで、その価格1500万!?
弊店、Vitavox初期と後期モデルを持っているので、そのうち並べて鳴らしたい!

是枝先生のプリアンプ。
オペラが美しく華やかに鳴っていました。

フューレンコーディネートブースは、安定のOCTAVE駆動のPIEGA COAX811。
噂によるとPremium701 GEN2の評判がよかったらしい。


人気モデルのCOAX411(写真はDesert Gold)はQuadraspireのラックにおさまっていたので、今回は鳴らさない様子。
是非サウンドクリエイトで聴いてくださいね。

TRIODE ブース。
845と300Bを使ったJUNONE845SEでSPENDORを駆動中でした。

ちなみに、弊店はプレミアムモデルを展示しているプレミアムショップです!

ORTOFONブース。こうして並んでいるカートリッジを見ると改めてすごいラインアップの数です。

今年は、ティアック、エレクトリ、D&Mなど割と小ぶりなモノ、価格的にカジュアルなものを鳴らしていましたが、もちろん弩級中の弩級を鳴らしているブースも。

1つは、YG Acousticsを扱うアッカ
今日は、関係者向けだったようで、一般開放されていなかったので、スミマセンゆっくり拝見して参りました。
最上位スピーカーで、その名もTITAN。
オリンポスの神々と戦い、地底に幽閉されていたタイタンが地上に上がってきたのか、あるいは土星最大の衛星なのか、由来はどちらにしても、サイズも価格もTITANでした。
2m超えで、その価格1億9800万円。

作りがまたすごい。
ネットワークは別筐体で、スピーカー端子は、2mの一番下に集約されています。
スピーカー端子の上に載っているのがサブウーファーで、それだけは隣の専用パワーアンプで駆動。
(写真スピーカーの右隣の白っぽい小さい箱。これ、色が飛んでしまいましたがシルバーがゴールドの金属の筐体)

スピーカーの背面にある黒い箱は、ネットワーク。これだけでも中々なサイズ。
デルリンという非磁性体で出来たカバーを外すと・・・

ネットワークタワーが現れました。
フローティング構造になっています。
そりゃそうだ。
フローティングしないと、スピーカーの低音が真後ろのネットワークを揺らして振動ループが怒ってしまいますもの。

コンデンサはほとんどがムンドルフで、ピンクのものだけYGオリジナルだそうです。
ちなみに、これはパッシブタイプで、アクティブタイプもあり、その場合はアルミのカバーで覆われたこのネットワーク部にアンプも搭載されるそうです。(サイズは同じなんですって)

ゼファンステラブースは毎度凄いですが、今年はMartenのすごいの(Coltrane Supreme Exterme)が来ていました。

これで片チャンネル。
右側が「メインタワー」左側が「ベースタワー」

メインは、1インチ・ダイアモンドツイーター、3インチのダイアモンド・ハイ・ミッドレンジ、7インチのベリリウム・ミッド、それに8インチのミッドバスが4つ
ベースタワーは、前に5個の10インチのウーファー。
背面に10インチの10個のパッシブラジエーター

日本の価格は表示なしで、現地価格計算で2億近くしそうな感じ。
数年前の1億5千万のMAGICOから始まって、サイズと値段は天井知らず・・いや空高く上がっていきます。

ナスペックは、ウィーンアコースティックスの、鳴っていたのはリストの名前を冠したモデルかな。
個人的には、クリアオーディオのアクセサリーが色々とよく、コンパクトなレコードクリーナー(右側)が展示されていました。
日本入荷ほやほやだそうです。

AXISSブースでは、ZELLATONというスピーカーを鳴らしていました。
歴史あるユニットメーカーだそうで、コーンの中央がシャープに尖っている面白いユニット。
見た感じと音が一致。

ハーマンインターンナショナルでは、今冬リリースのSUMMIT Seriesが。
ブックシェルフのSUMMIT AMAがとても良かった!(286万円税込ペア)
来年JBL80周年に向けての気合いを感じる音でした!

毎度のことですが、駈足の見学のため、聴けないブースも多々ありましたが、
以上、簡単な2025レポートでした!
(竹田)

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