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本日はヴィンテージスピーカーの調整デイ。
ご納品を予定しているALTEC 黒箱のネットワークをどれでお勧めするかの確認と、入荷したTannoy Rectangular GRFの調整。二刀流です。

弊店で「調整」というと、改造のようなものではなく、
左右の音圧差や、歪みの対策から始まりますが、まず、どう聞いたって音が籠っている場合(問診)は、スピーカーの内部にアクセスして(視診、触診、聴診)、何が原因かを探り、原因にあたります。(治療)

その多くは、吸音材は古すぎたり腐っていててもう吸音していないとか、かえってガサガサの音にしているとか。
当時の吸音材を取り除くのは中々至難の業・・というか、ゴーグルをかけて手袋して大変ですが(ゴメンナサイ、私やっていない・・)、取り除いた後の音を聴き、あとは何が必要か・・など。

Tannoyのように、同軸2ウェイなどではなく、ALTECやJBLのように2ウェイ、3ウェイで行く時は、ネットワークなのか、アッテネーターなのか、コンデンサーなのか、コンデンサーならいくつできるのか、そのあたりはある程度調整したうえで、嫁ぎ先が決まってからお客様の好みに合わせて調整することもあります。

今日のALTEC 黒箱は、ウーファーが515C、ドライバーは288B。
ホーンがALTECではなく、12セルという秘蔵品。
アッテネーターでで調整して、ホーンの前後を試し、ちょっと高域が勝っているので、店で使っているヴィンテージのネットワークをあれこれ試しました。

当然のことですが、ネットワークのクロスの値、アッテネータのクオリティ、コンデンサーのメーカーやクオリティで全く違う音色、音場となります。

鮮烈な音になったり、音がなまったり、「これしかない」と思えたりもしますが、お客様のシステムに合わせるとこっちがいいかな・・など、楽しいというか「これでこんな音が出ちゃうのに、滅多に手に入らないなんて、何を持ったらよいの・・」と哀しい気持ちにもなりますが、音は記憶に残るので、今日は経験積んだなぁ。

真空管1本でも、コンデンサー1つでも変わってしまうオーディオは、面倒くさいようですが、やっぱり楽しいが勝つかな。
(竹田)

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