AUDIO LIFESTYLE

昨年、一昨年と一年ごとにシステムをアップグレードされたお客様から年明けにご連絡。「Canorのフォノイコライザーを聴きたいのだけれど・・」

一昨年は、LINN LP12。お手持ちのSME Model309と、EMT006をLP12に移植のご依頼。
LP12はSME専用サブシャーシSME KOREがあるので、電源LINGO4などと組み合わせてご納品させていただきました。

次の年は、オーディオショーで「久々の感動を得た」PIEGA COAX411をお納めさせていただきました。お客様のオーディオに対する静かな情熱に触れるにつけ、こちらも背筋が伸びます。

そして今回は、お客様からのご依頼でCanorのフォノイコライザーを。
店頭で、1.10と2.10をご比較され、音場の広がり方や音の深み、存在感から上位モデルの1.10にお決めになられました。

Canorはご試聴の段階で、既に生産終了のアナウンスがありましたが、必ずしも新しいモデルの方が好きな音ということにならないのがオーディオの面白いところ。お客さまも聴かれたPF1.10の音をお気に召されて、導入・・となりました。元々お使いのフォノイコライザーはAccuphaseでした。

その後は・・・?
「高校生の時に買ったサイモンとガーファンクルのベスト盤を聴きました。当時使用していた家庭用の機器と比べるべくもありませんが、ペナペナな普通版のLPに、こんなに様々な音が、そしてこんなにエモーショナルな音で入っていたのかと、感動と驚きで充たされました。
半世紀を経て、改めて愛聴盤が出現したことに慶びを覚えております。」

愛聴盤というのは、オーディオによって出会う・・出会えるということを、オーディオの業界で働くようになってからしみじみ思います。
ずっと棚に入れてなんとなく好きくらいに思っていて、その良さを後からもっと知ることになる・・高校時代のお客様にそのことを教えて差し上げたいものです。
(竹田)

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