一日中雨でした。。。
お客様が少ないこんな日は、オーディオの実験にうってつけです。
この夏日本上陸したオーディオアクセサリーのansuz(アンスズ)、あまりにも効くので、何も考えずにあちこち使ってはいたものの、ラインアップが多いので、じっくり比較していました。
上からdtc、D、CとAの4種。
詳しくはメーカーサイトを見ていただくとして、簡単にご紹介すると、A、C、Dはアルミで、一番上のモデルのdtcはいくつかの異なる金属を混ぜた混合銅で、dtcだけズシッと重たい。
更に、コーティングしている素材や処理の違いで、グレードの違い、音の違いとなります。
このインシュレーターを使う・使わないの違いは、音の滲みがなくなりクリアになる、静かになる、情報量が増える…などで、手放せなくなっているので、使う前提として、この違いを試してみました!
Legatoの一階で、スピーカーからの逆起電力をキャンセルしてくれるケーブルリフターは大活躍中ですが、なにせそれなりの価格なので、一個からでも効果を見込めないものかと試したのが、アンプの制振材として。
MAJIK DSMのシャーシにチョコンと置くだけで、上述した様な効果が得られます。
ちなみに、上の写真では天板の後方左に置いていますが、これは丁度スピーカー出力端子が集まっているところ。
それから天板を指でトントン叩いて、少し振動が多かった、前の少し右。ここも効果が大きかったです。
例えば上原ひろみの最新アルバムのハープとピアノのデュオでは、ピアノの音が立って、ハープの響きもより鮮明になるのが前。
小田和正の声の響きの倍音?が多め?な感じの、ベスト盤の「言葉にできない」では、後方の方が声の抑揚が出て良い。前に置くと大人しくなってしまう。抑えすぎるのかもしれないですね。
振動や響きとの付き合い方は「塩梅」の見極めが必要で、止めすぎると音が寂しくなったり、つまらなくなったりしますし、大切なところが振動しているとジリジリとかジーという音が乗って、滲んだりひどければ歪んだりもします。
金属性のインシュレーターは、あまり使いたくない派だったのですが、これはよく考えて作られています。
さて、一個でも効果が出ることがわかったので、ラインアップを試しました。
順不同ですが、銀色のCタイプは、他とはキャラクターが異なる感じ。少し煌びやかさや浮遊感が出ます。音が落ち着き過ぎて、少し味つけしたい場合によいかも!
一番手頃なAで十分効果が得られましたが、一番高いのはやっぱり絶対良いはずですよね!
…と思いましたら、意外や意外。
重さのせいか、MAJIKの上に置くのには合わない。振動を止めすぎるのでしょう。3つ揃えて足に使うなら良いに違いないけれど、30万の足に本体乗せるなら一つ上のクラスのAKURATEを狙いたい…(段々自宅の話に傾いています)
それで、上から二番目のD2を置いて見ました。
これはイイ!!
開放感も出て抜けも良く、一ランクグレードが上がった様なキメの細やかさ。一つアンプの上に置くだけで、ピアノのタッチ、声の抑揚、シンフォニーの分離などなど、明らかな音質アップでした。
一番上のdtcとこのDの違いは、表面にコーティングしている処理は同じで、芯の部分の材質が、アルミか、混合銅かの違い。
これもそれなりの価格ですが、おそらくオーディオ用の電源タップの高いのやクリーン電源を使うより、ごく普通の2芯2ピンのタップを使って、これ一つアンプの上に置く方がきっと効果は大きい…。
ちなみに、シャーシとの相性があるので、おそらく重量級のものなら、dtcが合うでしょうし、シャーシによってはやはり脚部3点でないと…という場合もあるかと。