Dクラスアンプの最高峰といっても過言ではないAAVIK。
このAAVIKとPIEGA COAXシリーズの組み合わせが素晴らしい・・。
この弩級プリメインアンプU300をご納品してまいりました!
PIEGA COAX311をLINN SELEKT DSM/KAで鳴らすというのは、十二分に音楽を堪能できるわけで、ロック、AOR、ボーカル、JAZZと楽しまれていらっしゃいました。
それがなぜかこのシステムに!?
写真に写るシステムは、プレーヤーは、LINN AKURATE DSM、それにこの弩級プリメインアンプAAVIK U300という組み合わせ。
お客様から電話をいただいたのは、OCTAVEでPIEGA COAX311を聞いてみたいんだよね、という内容。
弊店のイベントで聴かれたブルックナー8番にハマって、ご自宅でやや物足りなさを感じられるようになった、他の場所でJBLを鳴らしているOCTAVEのプリメインアンプで鳴らせばいいんじゃないかと。そんなお話。
私も「OCTAVEでPIEGAのCOAXなら無敵です」と言いつつ、 メインで聴いていらっしゃる音楽からするときっとAAVIKも良いだろうなぁ、、などとぼんやり思いつつ、気軽にAAVIKも試しに聞いてみてくださーいと電話の受話器を置いたのでした。
いざシステムを準備して、一人比較試聴などしましたら、ワタクシ気がついてしまったのです。AAVIK U300とPIEGA COAXの組み合わせがこれ以上ないくらいピッタリ合うことに。
この組み合わせを言葉で表現するなら、「エレガンスの極致」とでも言いましょうか。
ロックの激しさ、歌い手の歌心、たゆたうように歌うラヴェルの協奏曲のピアノ、ブルックナーの荘厳さ、それらはPIEGAのCOAXならお手の物かもしれません。
でも、それだけじゃない、その奥に見えるもの。
ものや情景は目視すればその奥行きを感じられるけれど、音楽が持つ奥行きはその情景を眼前に見せられて初めて気がつく。それは、脳が見せているものかもしれませんが、完全に「見る」ことに近い。
そんなすごい組合せだったので、「聴かなきゃよかった、すごいもの聞いちゃった」と帰られたお客様のお宅にこうしてシステムが鎮座することになりました。
「アンプもプレーヤーも飛び級して、繋いだ瞬間から音がすごいことになった」と喜んでいただいたのですが、それでも、セッティングの最後には更なる驚きが。
「1cm前に出して音が変わるという話は実は今まで信じてなかったけど、今の違いは明らかだった!!全然違う!!!」
だいたいこの辺・・とセッティングして数曲聴いていただいた後に、壁の跳ね返りがやや強いかなと、1cm前に出したところでの驚きでした。
「オーディオ歴が長くないのにこんな立派なアンプもつなんて不相応・・・」
はじめに仰っていたそんな謙遜は、もう撤回されている頃ではないかしら・・。
(竹田)