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Davone Ray、そしてMAJIK DSM4のご納品でした。

8年前にLINN KIKO DSMをご納品させていただいたお客様が、久々にお店に立ち寄りくださいました。久しぶりに、今はどんなものがあるの、と2階のシステムを一通り聴かれ、足をとめられたスピーカーがDavoneでした。

奥様はプロのヴィオラ奏者。
お二人で聞かれ、KIKOでとても満足しているけれど、このスピーカーの鳴り方はとても良いね、後日の再視聴などを経て、セレクトされたのは、Davoneの2作目で、登場以来ユニットを変えながらずっとラインアップにあるDavoneの顔ともいう存在のRay。

Rayは、Davoneの製作者が大好きな「イームズ」のラウンジチェアから発想を得たデザインで「レイ」と言ってもいますし、左右のスピーカーでサングラスのような形で「レイバン」の「レイ」にかけているともいう、中々いいところどりのズルイ由来をいろいろ持っているスピーカー。
製作者は、とりわけこのスピーカーが気に入っているとのことで、これまでずっとラインアップの上位に置かれてきたのでした。


ところが、昨今の状況によるものなのか、デンマークでこのレイのキャビネットを製作できた工場が閉鎖。(Davoneのスピーカーキャビネットの曲木加工の工場はいくつかに分かれています)なんと残念なことに、もう作ることができないとのことなのです。

ヤコブセンのエッグチェアとスワンチェアが並美、右手には高層から見渡す見事な景色があるので、TVは置かれずに壁に投射したプロジェクターを楽しまれるとのこと。
思いがけずRayの背丈の低いのも功を奏しました。

デザインの良さはもちろんのこと、音の良さにお客様も大満足。
Quadraspire Ventに置いたMAJIK DSM4は、Apple TVにAmazon、EZ Cast、NASの再生にSpotify再生に、Airplayと大活躍。
ワンボックスで悠々レイを鳴らします。
シンプルなインテリアで、やや響きの多い面もあり、またスピーカーをあまり前に出せないこともあり、アカウントオプティマイズの効果は大。
ベイシーを聞くには割と強めにかけてもよさそうだし、Adelのボーカルなら少し弱目でもいいかな。ご自身でもオプティマイズの変更をされたい!とその効果もお楽しみいただきました。

さて・・・8年付き合ったKIKO DSMは・・と言いますと、、、

ご自宅から車で30分のところの通称「山小屋」へ。
「山小屋でもこんないい音で聴けるなんて!」
さぞよく鳴らしていただいたに違いありません。
エージングバリバリのKIKOは「生涯現役」宣言ならぬ「いい声」を緑いっぱいの山の中で響かせておりました。
(竹田)

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