使いこなし

またしてもLINNのSPACE OPTIMISATIONの話。

現在のところこの機能で部屋のサイズを入力すると、基本的には四角い箱としか認識されませんが、お家というのはカタチ様々。
特にオーディオルームにこだわって斜天井にしているという方もいらっしゃるようです。
その場合、どのように入力したら良いのか?
20150612_1114963
斜天井の場合、一番短い部分、そして一番背の高い部分があるので、
その数字を足して2で割った数字でもいいですし、
リスニングポイントのあたりの高さで入力してみるもよし。
あるいは、高いところ、低いところいずれも音を確認して二者択一で
良い結果を探していくのもよいです・・・
20150612_1114964
で、最終的にここかな~というところで、この設定を是非試してみて下さい!
「ROOM MODE」
斜天井では、本来定在波が起きにくいのですが、
SAPCE OPTIMISATIONでは、四角い箱とみなしているので、
実際よりも多めにカットしていることになります。
なので、その部分のカットを減らします
20150612_1114978
このROOM MODEで何が見えるかというと、
ROOM MODE[W]は部屋のW(ワイド)に対して、Lは奥行き、Hは高さに対してこれだけカットしていますよというのが、グラフで分かります。
ROOM MODEで選択した部分は、グラフ上で青い線で表示されます。
20150612_1114977
それでたとえば、ROOM MODE[H]を選択する(※)と、高さ方向に対してのゲインやバンドが表示されます。
そこで、Gainの数値を、例えば6dBあげてみる。
そうすると「い~じゃ~ん!!」というようなことがあったりいたします。
※ かならず、H、L、Wのカットがあるわけではないので、無い場合は変更できません。
20150612_1115002
Legatoは、部屋が横広がりなので、W方向の定在波カットを少し減らして見ようかなと思い、-16.84dBからまずー10.84dBに。
これだと低域がちょっと滲むようになってしまったので、
-13.84dBにして、GOOD!!!
結果的には3dBだけあげたようなかっこうになりました。
そのグラフが、2つ上の図。
実際のカットより少し上げていますよというのがグラフ上で見られます。
色々出来て困りますが、1歩1歩。
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