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ここ最近、ご自宅で過ごされることが多いせいか、少しでもいい音に・・というお気持ちから、弊店の正しい接続の勧めをご覧いただきご質問やご相談を多くいただきます。
ありがとうございます!
嬉しいことです。

そんな中、アースはどうする・・というお話が良く出ます。
ご自身でなさろうというくらいなので、オーディオ専用の電源コンセントをひいていらっしゃる方も多く、その情熱に「サスガ」と敬服するばかりです。

そんな風に取り組んでいる方にはすごく言いにくいことでもありますが、オーディオ専用のコンセントは、注意が必要・・なのです。

たとえば電気工事の方に「オーディオ専用にこの場所に1本ひいてほしい」「3ピンの壁コンセントプレートをつけたい」と言った場合、おそらく電気工事の方は3芯のケーブルを分電盤から接続するでしょう。(もし、2芯できていたら儲けものです。)

3芯でひかれたケーブルのアースはどこへいくのでしょう。
アース工事をしていない場合、この3芯で長くひかれたアースはアンテナになってしまいノイズを拾ってしまいます。

万が一、工事業者さんが気を利かせたつもりで、アースの落としどころをエアコンなどと一緒にした場合は、絶対にNG。そのコンセントはオーディオ用には絶対に使わないでください。

オーディオは特殊で、電源の影響をすごく受けます。
工事業者さんと言えども、オーディオのプロではないので、オーディオの電源をどうすべきか、ご存じなくても仕方ないのです。

では、アース工事をする場合は・・これもなかなか難しい。
以前路面であったLegatoでは、アース工事を施し、2か所アース棒を深くまで堀りアースが落ちるようにしていました。
秋葉原のクリエイトでもそうしていた時期がありました。
が、今日のように雨が降れば安定せず、2か所に落ちるようにしたのは、天気や湿度によって、こっちのほうがいい、いやあっちのほうがまし、という明らかな違いがあったので、2か所でやっていたのです。
それくらい落とすところによって違うものでした。

5丁目のクリエイトで皆で健康ドリンク片手に徹夜して、数年に渡ってかかって編み出したのが、いつもご案内している「弊店の正しい接続の勧め」。この接続をするようになってからは、アースを落とすよりも安定して、今では全ての部屋で、この形をとっている次第です。

サウンドクリエイトでは、昔アース工事も受けて、お客様のお庭にずいぶん穴を掘ったそうなのですが、Legatoで安定しなかったように、おそらく土壌だとか、環境によってでしょうか、アースが落ちにくいということもあるかと思います。

幾度にも渡る改装↓↓↓で、失敗も散々して、様々な電源回りの経験をしてわかったのが「普通がよい」ということ。
もちろん、オーディオ専用は絶対に意味があります。

オーディオ専用にするのであれば、壁コンセントは3ピンでもOKですが、分電盤から引かれる電源ケーブルは絶対に2芯でないとなりません。
また分電盤の一番上流をオーディオ用にしてもらうのがよいでしょう。
かなり細かくしつこくお伝えしないと、「あれ」と思ったら3芯でひいていたり、プラスマイナスが逆になっていることもあります。

お家を建てるときに折角だからと行う「オーディオ用電源」、くれぐれもお気を付けください。
弊店、図面の段階でのご相談、インストールも承っております。

オーディオは電気さえ通ればよいのではなく、イイ音にならないと意味がなく、イイ音にするのには「正しく接続されること」がとても重要です。

折角オーディオ用にひいたコンセントがもし3芯だったら(分電盤側で確認できます)、本当に申し訳ないのですが、その電源以外の2芯のコンセントからオーディオ用の電源をとってください。
数時間音楽を流していると明らかに違いが出てくると思います。
(竹田)

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