Electro Voice といえば、すでにサウンドクリエイト ラウンジに入荷して鎮座している パトリシアンⅣ が圧倒的な存在感ですが、1954年頃からリリースされていた Regency(リージェンシー)や、Aristcrat(アリストクラット)という人気の中型モデルがありました。
今回 入荷したのはより小ぶりな Aristcrat(アリストクラット)。
SP12 /30cmウーファーに T35トゥイーターを同軸上に配置した 12TRX(30cm同軸2ウェイ)を搭載しています。
最高級機の The Patrician に使用されているスピーカーユニットをそのまま搭載した豪華な仕様なのです‼️
比較的大きな箱のイメージがあるヴィンテージスピーカーの中、ひときわコンパクトに見える Aristcrat ですが、上位機種で38cm同軸2ウェイ搭載の Regency とはキャビネットの構造が異なります。
たっぷりと容積を確保した Regency に対して、Aristcrat は、クリプッシュホーン型に近いセミバックロードホーンの形式を採用していて、小気味の良い鳴りっぷりに加えて低域もしっかりと伸びています。
1950年代後半製で米松仕様のキャビネットは、風化した表面のみリフィニッシュし、フロントグリルはヴィンテージのデットストックのサランネットに貼り替え。ネットの枠は無垢の木材で作り直しています。
美しい佇まいと生々しいサウンド!
1950年代のスピーカーとは思えないビシッと決まる定位や深さを感じるスケール感、ヴォーカルの生々しさだけではない魅力があります。
JBL のバロン や ヴァイカウント を探している方は是非一度お試しください。
きっとお気に召すと思います。
Electro Voice Aristcrat 550,000円
サイズ W482×H755×D412㎜