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先日、武道館にて行われた「Eric Clapton」のライブを見に行ってきました。

武道館は久しぶりで、入ってみると以外と「小さい」!?
2階席から覗くステージは近く感じ、小ぢんまりとしたステージセットも手伝って質素な印象。
一昔前の派手な「ロックショー」的な風情は全くなく、良い予感です。

一杯引っ掛けてから席で開演を待ちます。

本当のお目当ては「Derek Trucks(デレク・トラックス)」
若手のギタリストで、今は亡きデュアン・オールマンのAllman Brothers Bandのステージにも立ち、自分名義のバンドでも活躍中の注目株です。

肩に力の入らないシンプルなステージングは、プレーヤーの職人技を際立たせます。

まだ20才台の若さで強烈なオリジナリティー。ひとフレーズ聴いただけでそれと分かるデレク・トラックスのプレイを初めて体感し、久しぶりの「鳥肌」。
エフェクター類を一切使用せず、フィンガーピッキングの強弱と暖かく自然なひずみの音色を操る姿は、地味ながらも神々しくさえ見えました。

往年の名曲を次々と演奏する中、ほぼ半数の曲でクラプトンが”ソロ”を弾かずにデレク・トラックスにスポットライトを譲る構成になっていることに気がつきました。

若手を育てる懐の深さを感じたライブでした。

ギターが好きな方は是非お試しを。
Derek Trucks

※デレク・トラックスの存在と今回の来日の情報を教えて下さった O様ありがとうございます!!

(金野)

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