BLOG

JBL C34 Harknessでフランク・シナトラの「Ol Blue Eyes iIs Back」を聴く。

これは、シナトラが一度引退して数年後にカムバックした時のアルバム。「Send in the clowns(悲しみのクラウン)」とかとてもいいですが、歌うことの喜びを改めて感じているのか、自信にあふれ歌う喜びを噛み締めるような素晴らしいアルバムです。

その一曲目の「You will be my music」でサビに入ってタイトルの一節を「You〜」と歌うのですが、これをJBL Harknessで聴くと、音が私の体を通り抜けていくような感覚になるのです。

歌心満載の2スピーカー

こういう歌手って、あんまりいなくて、美空ひばりとかシナトラ、それとエディット・ピアフでしょうか。それを考えると、私の初のオーディオ体験がHarknessのピアフだったのは、今更納得するところです。

ちなみに、アート・ブレイキー&JAZZメッセンジャーズのAre you realとかも体を通り抜けていく。多分ラッパとかは前向いてるし飛んでくるかも。それがこのスピーカーとJAZZの相性の良さかもしれません?

ところで、このHarkness、先日お客さまに「ずいぶんクリアで驚いた。」と言われたのですが、やや現代的な鳴り方をしています。アンプやプレーヤーが、LINNのDSMとか、OCTAVE V70SEとか(70SEは特にJBLヴィンテージとの相性抜群)で鳴らしていることもありますが、実はコンデンサ。

075とD130をフィルムコンデンサーローカットのみで接続。また、コンデンサも色々試し今のところはMundolf Mcap Supremeの4.7μが品があって現代的、、ということでこれで鳴らしています。もちろん元々の鳴らし方に戻すこともできますが、ねじ止めしているだけなので色々遊べる。

ちなみに、このD130と075をコンデンサで遊ぶというのは、雑誌「管球王国」116号でも特集されていました。

ところで、この何かが自分の体を通り抜けていく感じ、この間も体験しました。

毎年、商売繁盛のお参りとお礼参りに伺う伏見稲荷大社。もうそういうふうにお参りするようになって何年目になるかしら、、2017年ごろからか、上洛した際は、年の始めと終わりに必ずお参りします。

今年はかなり遅い初上洛で、この定休日にお参りしたのですが、大鳥居を一つくぐり楼門に近づいたら、何かが通り抜けたようで、開放された感じがしました。あー私ここと波長があっているんだわ。。などと勝手なことを思いながら、今年を振り返りつつ、ここまでの御礼とこれからのお願い(ぬかりない!)をしたのですが、今朝シナトラの「You〜」がちょっと同じ感じがしたなぁ。

(竹田)

コメントは利用できません。