Jordan Watts 超希少&超美品入荷しました。
今回の入荷の品は、製造年ははっきりとわかりませんが、1964年のGramophone Magazineの4月と11月で紹介された記事が同梱されており、おそらく1960年代後半に製造されたものと思われます。
そう、50年前です。50年前。
で、驚かないでくださいね、TypeBというキャビネットですが、この写真の右側の大きいタイプ、
これ、なんと、未開封の新品なのです!!
左側のTypeAのキャビネットのタイプもとても状態が良いのですが、もともとのオーナーがこのスピーカーをとても気に入っていたらしく、本当に大事に使われていたようです。
Jordan Wattsのユニットは、メタルコーン(アルミ合金製)の10㎝のフルレンジ。
ちなみに、写真のゴールドメタルもかなり希少!
Jordan Watts氏は、銘機と言われたグッドマンのAxiom80というユニットを作った人で、1964年にJordan Wattsを設立。このユニットも上の断面図を見て分かる通り、当時の他のものと比べても凄くユニークな設計。
1960年代に小さい口径のこうした製品が作られているのだから、驚きです。
このユニットはMK2、MK3・・・と長きにわたり生産されたようです。
今回入荷したキャビネットは、中でもとても希少品で、なんとゴールドカラーのメタルサランネット。
店頭で初出しの際、たまたま居合わせたお客様が当時持っていたのだとか。
「でも、持っていたのは布のサランネットで、これは滅多に見ないよ」とのことでした。
響きが大変良く、マリア・カラスの声や、ピアノ、バッハのチェロ無伴奏など聴いていると、小さい口径なのに音が前にきて、空気の動くのが感じ取れます。
壁掛けタイプのため、このままでももちろん使えますが、壁に近づけるとぐっと鳴りが良くなりますので、書斎の本棚なんかに入れるのもよさそう。
こんなスピーカーが入っていたらものすごく格好いいですね!
写真右:Type-Bキャビネット(Large)
写真左:Type-Aキャビネット(Small)
当時のカタログも同梱されていました。右はGramophone Magazineでの紹介記事。
Jordan Watts
Type A(Small) ¥250,000
サイズ:W202×D90×H420㎜
Type-B(Large) ¥380,000
サイズ:W305×D125×H610㎜