少し間があきましたが、LP12あれこれもとうとうアームまでやって参りました。
トーンアームのヘッドシェルには当然カートリッジが取り付けられ、いよいよレコードに針を下ろすことができるようになります。
Legato店頭でターンテーブルをご覧になられて、「まだアナログプレーヤーってあるんだ、昔のものだよねー」と言われることがありますが、なんの今でもカートリッジはブランドも機種も様々ラインナップされて目移りがしてしまいます。
しかし、ターンテーブルを選び、アームを選び、カートリッジを選び・・・
DSはおろか、CDもないLP全盛期だったら本当に1つに決めるのは一苦労。
さて、ファッションの世界ならば、今日はこの靴にこのバックを合わせて、とかいくつか手持ちの中から選ぶことができます。
そして、アームもユニバーサルタイプのものならば、簡単にカートリッジを交換出来て、このレコードはモノ針で、今日は楕円針で・・・
でも、残念なことにLINNのアームって、カートリッジの交換ができません。
物事は一方からだけでなく、他方からも見てみましょう。
アナログレコードのプレーヤーとしてLP12をこれまで見てきたように、構成要素のどれもが重要とは言え、何よりプラッターと軸受から始まって、サブシャーシとアームボード、サスペンション、トーンアーム・・・など、カートリッジをホールドしレコードを「静粛かつ滑らかに回し続けるメカニズム」がいかに肝心ということがわかりました。
もちろんカートリッジ自体の個性を楽しむことも1つの大きなアナログの醍醐味ですが、
「カートリッジ変えられないの?」といつも迷惑顔をされてしまう、AKITOの肩をもたせてもらえば、このメカニズムから見てみると、お気に入りのカートリッジをベスト・コンディションでとことんいい音で聴く・・・というのも筋が通っているかも。
ほら、そうすると、AKITOの気持ちが見えてきた・・・
GOOD!!
AKITOの言いわけ=AKITOの良いわけ
AKITOの言いわけ