
お客様はホルン奏者。
ぺーター・ダムのホルンを聴かれて、ご自身が若い頃聴いていた音と全然違う・・・と。
ある日、弊店創業以来からのお客様F様が学生時代のお友達をお連れになられました。
F様は弊店とのお付き合いが始まる前はGOLMUNDやGENESISなどハイエンドで組まれ、お付き合いが始まってからはLINN CD12、KLIMAX シリーズ、ARTIKULATの頃からはトータルでLINNのシステムになられ、早々にKLIMAX DSもお使い。
そのF様が最近心酔されているスピーカーがLINNの小型パッシブスピーカー119。
ご友人の「ちょっとオーディオを揃えたいんだけど・・」というご相談に「よしサウンドクリエイトで色々聞きましょう」・・とお連れ下さったのでした。
ご友人のH様は学生時代からずっとホルンを演奏され、長年にわたりクラシック音楽と深くお付き合いされてこられたお二人は、お話しも盛り上がります。
色々聞いていただく中で、最後に119を聴いていただくことになったのは、F様の中で119が「真打ち」だったからでしょうか。
H様はその音の、音楽の実在感に驚かれ「これにします!」
119に組み合わせるアンプはLINN SELEKT DSM (UTOPIK電源、Katalyst DAC)。
他には何にも要らない‥と思わせる組み合わせです。
iPadを用意され、配信サービスのQobuzを契約され、「Appleの機械はあんまり慣れないんです」と仰られながら、聴かれたい曲が次々と出てきて、止まりません。
インバル指揮のマーラー5番、ペーター・ダムのホルン、モーツァルトのヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲、ホルストの惑星はエイドリアン・ボールトの指揮、コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ組曲」などなど。
どんどん聴きながら、「あぁこういう風に聞こえるのはじめてだな」「そうか」・・
そして「こんな音を毎日聴けるんですね・・」と、ご自身にか、私たちに向けてか、つぶやかれたのがとても印象的で、毎日聴いていただけるのこのシステムも幸せだなぁとしみじみ思ったのでした。
(竹田)