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秋のインターナショナルオーディオショーで、「360のEXAKTはやっぱりすごいなぁ!」と振り返ったら、LINN 150のEXAKTだった・・・という体験をしました。

そして、お客様の試聴ご希望をいただき本日店頭で鳴らしましたが、、、

スゴイ!!!!!

解像度、音離れ、分解能、情報量、低域の量感、奥行き、広がり、高さ、低域の伸び、現代のスピーカーに期待する要素を全部ぜーんぶ持っていて、ヴィンテージスピーカーの暖かさまで持っている。

そして、なんだか150EXAKTには優しさが感じられます。

360の雄大さ、119の切れ味とは違った、独特の優しさをもつ150。

曇りのない、そして厳しさのないシナトラ本来のビロードの声、ペトレンコ率いるベルリンフィルの完璧以上に完璧なマーラー6番に、思わず「いーーー!」と叫んでしまう。

クリスティアーネ・カルクの歌うマーラーの子供の不思議な角笛は、知性をひけらかさない奥ゆかしさが美しく楽しませてくれます。

360EXAKTはちょっと、いやだいぶ手が届かない、、だけど150なら、5分の1以下なのでだいぶ現実味が増しますし、最初からEXAKTで鳴らさなくても、まずは150をパッシブで鳴らしてアップグレードしていくこともできる、、

150のEXAKT化は、EXAKT LINK付きのDSMをお持ちの方なら、+AKURATE EXAKTBOX-I(1,705,000円)で、Katalyst DACのEXAKTに、

あるいはSELEKT DSMをお持ちの方は、+STANDARD DAC+パワーモジュールを2セット(616,000円)、Katalystの場合は+1,320,000円

と中々ではありますが、これはかなり大型ハイエンドスピーカーのダイナミックさも持っています。

江戸時代、贅沢禁止令が出て派手な着物が禁止された際に、地味な色の組み合わせや、裏地でおしゃれをしたり、藍染の絣など、目立たないもので贅沢するのが粋だったと聞いたことがありますが、私、LINNのEXAKTを聴くにつけ、それを思い出してしまうのです。

豊かな音楽が最高にシンプルなシステム構成で再生される。とっても贅沢な話ではありますが、それこそが粋!ということで!

(竹田)

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