今回は、LINN AKURATE DSMアップグレードご納品です。
担当変わって、電源周りのご案内をしたかったこともあり、AKURATE DSMの基板アップグレードのご納品に伺いました。
AKURATE DS、DSM、いずれも初期のモデルからのアップグレードだと本国に送っての換装が必要ですが、背面にEXAKT端子がついたものなら、基板の入荷を待って国内での換装が可能です。
…ということで、基板と弊店のオリジナルタップを持ってご納品へ。
こちらがKatalyst基板。Katalystのロゴの少し上にAKMのDACが。
しかし、DACが新しくなったからといって、それだけ変えれば良いだけではないのです。
例えば、システムに置き換えれば分かりやすいのですが、例えばプレーヤーやアンプが変われば鳴り方が変わって、スピーカーの位置を変えたりする必要があります。
それと同じで、何かを新調すればその真価を発揮するためには、さまざまな調整が必要です。
今回のKatalystアップグレードの最大のポイントはもちろんDACですが、信号経路など変化は全てに及びます。
新旧の基板を見比べると、新基板はレイアウトがとても整然としているのです。
基板の交換をしている間に電源周りもチェック。
弊店のバーチャルアース、正しい接続のススメから、AKURATE DSMとアキュフェーズのパワーアンプ間はバランスケーブルからアンバランスケーブルに変更。
電源の取り回しもオーディオ専用のトランスから外して、1本のパワーレールに乗せながら、まずはDSM、次にパワーアンプと優先順位をつけ、別個に取ります。(数珠繋ぎ)
作業しながら、お客様のお悩みに耳を傾けます。
どうしてもブーミーになっちゃって。この部屋だと無理なんでしょうね、ホントはこのサイズ鳴らすの。低音が処理できない。
…ふむふむ、そのお悩み全て解決できます…。
(ちなみにお部屋も十分広い)
基板交換も終わり聴いていただくと…
お店で聴いたのと同じ!まろやか!
そう。プレーヤーの真価を味わい尽くすには、ほかにもやることがあるのだと、音を聴いてまた思うのでした。