とうとうLegatoでもEXAKTのご納品です!
10年以上、そうですね、サウンドクリエイトが秋葉原にあった頃からのお付き合いのお客様。
これまでは長きに渡りLINNのフラッグシップであったKOMRI(コムリ)をお使い頂いておりました。KOMRIは現在生産終了となっていますが、どっしりとした佇まいで、4ウェイの中高域に、アンプ内蔵のウーファーが2基という技術的にも音質的にもサイズ的にも、全ての意味でフラッグシップモデルのスピーカーでした。
ちなみに、今はすっかりトレードマークとなっているLINNのおしゃもじユニット(中高域を緊切配置して、なおかつキャビネットより前に配置するという作り)の第一号でありました。
さて、このフラッグシップ機をKLIMAXで鳴らしていたお客様でしたが、以前よりシステムを少しコンパクト化させることを希望され、そこへリリースされたのがこのEXAKT AKUDORIK(アキュドリック)でした。
というのは、確かにコンパクト化はしたい・・・でも、KOMRIに耳慣れていらっしゃるので、クオリティは下げたくない・・・。
この難しい条件をクリアしたのがAKUDORIK。
スピーカースタンドに搭載されたアンプ。
その直前までデジタル伝送してしまうという、潔さと技術力。
更にはデジタル領域で出来ることの多くを盛り込んでしまう音楽、そして技術への探究心。
LINNが今までやってきた製品作りの全てが結実した製品が、実はこのEXAKT。
3D回路、多層基板でアンプをコンパクト化し、回路設計を出来る限り短くていることや、マルチアンプとチャンネルディバイダーによるAKTIV駆動、DSでとことん追求してるデジタル再生、スピーカーの作り・・・などなどなどなど、あげればキリがないほど、LINNは確かな技術を積み重ねて行っていると思います
長くLINNのシステムに向き合ってきたからこそわかること。
それだから、この小さいサイズのAKUDORIKがKOMRIの代わりとしてお客様のお宅に迎え入れられたのは、なんだかとっても納得がいってしまうのでした。
ちなみに、今のところ10日程鳴らして頂いておりまして、
スピーカーのエージングはもう少しかかるものの、
EXAKTでしか出ない「音」を実感されている模様。
これから育って行くのが実に楽しみです。