LINN EXAKT SYSTEMのご納品です!
お客様が最初にいらしたのは、春頃、未だ肌寒い頃だったかと。
本店に行かれたり、さらっとご来店頂いた後だったか、
ある日のご来店で
「オーディオシステムを考えていて、一から組むのだけど
スピーカーはなにを選べばいいかわからない。
DSは使いたいと思っている」
と直球のお話しを頂きました。
数種類用意させて頂くので、聴かれた感じの好みをお伺いして、
色々絞っていくのはいかがでしょう、とお話ししました。
その後、数機種聴いて頂き、それぞれの良さを体感頂いたものの、
最初に本店で聴いた「LINN EXAKT AKUDORIK」の音が忘れられないとのこと。
再度Legatoでも聴いて頂き、パッシブタイプとのご比較も含めて、
随分足をお運び頂いたのでした。
最初の計画から、いきなりLINN EXAKTへの飛び級は、
オーディオの「段階を踏む面白さ」を飛ばしてしまう懸念も
少しもたれたようでしたが、
しばらくの間、横でお客様の聴かれる音楽を一緒に聴かせて頂くうちに、
なんとなくですが、音楽のどの部分、どんな響きがお客様の心の琴線に触れているのか、
分かってきたような気がして、
「あ、これはEXAKTでないと難しいな」
と思った次第。
チャイコフスキーやシベリウスのヴァイオリン協奏曲は諏訪内晶子やチョン・キョンファで。
マタイ受難曲にショスタコーヴィチの交響曲10番の2楽章、
ゲルギエフの指揮するストラヴィンスキー春の祭典・・・などなど
音場の広さや解像度は当然として、その上で、
ハーモニーの重なりの繊細さ、美しさ、空気感、
それをボリュームをあまり上げずに聴かれるところ・・
自然でリアルでうるさくならない・・
これはEXAKTの真骨頂です。
AKUDORIK PASSIVから時間をかけてのアップグレードなど、
色々考えられた末、最初から、このハイエンドかつ究極ナチュラルなシステムのご導入となりました。
そして。
長い時間Legatoの2Fで聴いて頂く間に気に入られた椅子「オーレ・ヴァンシャー」のコロニアルチェアとそれに合わせたウォールナット無垢材の特注のラックもご一緒に。
こちらはまだ時間がかかるため、オーディオのエージングを先行して。
今は、SPACEOPTIMISEを駆使して、セッティングを色々試して頂いているとのこと。
次のご納品でお伺いするのが楽しみなのであります。
スピーカーは、ウォールナットにブラックアレイ。
KLIMAX DSMはブラックのモデルをご選択でした。
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