以前OCTAVEのご納品例でUPさせて頂いたI様宅へ、今度は、LINNの新製品のカートリッジ「KANDID」の納品にお伺いさせていただきました。
ご使用システム
スピーカー:LINN KLIMAX350P(ウーファー以外は4200でAKTIV駆動)
プリアンプ:OCTAVE Jubilee Pre
アナログプレーヤー:ORACLE DELPHI MK5(カートリッジ:LINN AKIVA→LINN Kandid)
アナログプレーヤー:GARRARD 301(カートリッジ:SHURE)
フォノイコライザー:OCTAVE PHONOMODULE(トランスモジュール)
ご納品>>>LINN Kandid
圧倒的にアナログを聴かれる割合が多いI様のアナログシステムは、Oracle 「Delphi」にLINNのフラッグシップのカートリッジ「AKIVA」。
勿論このままでも大変ご満足頂いておりましたが、新製品にご興味を持って頂き、KANDIDを取り付けご試聴いただくと、激変!!
まず驚いたのが、音の解像度。
I様はJAZZをよく聞かれるのですが、新・旧、ボーカルもの、ピアノトリオから編成の大きなものまで、様々なものを聴かれます。
どれを聴いても、楽器の一音一音がより一層クリアになり、音の切れ味、スピード感、音の質感、全てにおいて格段に向上!
声の艶、息づかいまでリアルに再現され、「同じメーカーのカートリッジで、こんなに代わるものか!」と、驚かれました。
また、予てよりお勧めしていたアームLINN EKOS SEのデモンストレーションもさせて頂きました。
※実はオラクルデルフィーにもアームカラーをかえればEKOS SEがつくのです。
私もORACLE+LINN EKOS SEを聴くのは初めてなので、内心ワクワクしながら針を落としました。
・・・奥行きがすばらしいです。
まさにライブ会場にいるようなスケール感!!
KANDIDはAKIVAに比べて自重が軽くなり、EKOS SEの能力をよりいっそう引き出しているのがよく実感できます。
I様も「今日は2度ビックリ」と、驚かれ、アームもEKOS SEにされることに・・・。
未知の音楽の扉を開く「KANDID」。
店頭で常時ご試聴頂けます!
是非御体験ください。
【LINN KANDIDの設計理念】
●Akiva :カートリッジボディのハウジング(樹脂製カバー)も含めたトータルでの音質追求
●Kandid:カートリッジ自体での究極の性能を実現するための設計
【具体的な変更点、特徴】
◎ボディ素材を吟味した結果、アルミを採用し軽量化も実現
→アーム「EKOS SE」 のトレース能力の、より一層の向上にも貢献
(アームの慣性質量が低減し、レコードのソリ、偏芯等による不安定要素に対する耐性の向上)
◎発電系(スタイラスチップ~ カンチレバー~ コイル~ ダンパー・サスペンション)マウント角度の見直し
→適正針圧の印加時にコイルが磁気回路の中心に位置できるようあらかじめ3度ロードがかかるようにボディの固定部の切削角度をコントロール
カンチレバーの沈み込みによるコイル位置を計算に入れた3次元的な理想位置での動作を確保
◎ポールピースを介在させないダイレクトカップル方式の磁路設計は踏襲するものの、マグネットアッセンブリーパーツから磁性体を排除(ボディとの固定ネジにも樹脂製を採用)
→磁力のロスを根絶(エネルギー効率の向上により超微細振動領域までのリニアリティを獲得)