BLOG
オーディオ機器の頭脳と言われるプリアンプ。
ソースから送られてきた音楽情報の 位相を揃えて増幅しながら音量調整、パワーアンプの挙動もプリアンプの能力で決定づけられるということから「頭脳」と呼ばれる重要なポジションといえます。
私たちが実践している 電源・アースの処理方法、各機器間の正しい接続方法も全てプリアンプを中心とした信号(ノイズも)の流れを作る目的なのです。
それだけに、優秀なプリアンプ・音の良いプリアンプというものがひと握りしかない、とても作り上げるのが難しいとも言われています。
例えば、熱狂的なファンを持つ Marantz Model 7 や Mark Levinson LNP-2 L  のように 数十年経っても、神格化されてしまうほど 人々の記憶に刻まれる音を持つのは、やはり「プリアンプ」ならではの特徴なのではないでしょうか。
LINN KLIMAX DSM3 には 過去の名機の存在を忘れさせてしまうほどの 能力を持った プリアンプ機能が格納されています。
いや、最高峰の プリアンプに 最新鋭のネットワークプレーヤーが内蔵されているのか・・
とあるお客様のシステムは長年かけて構築されたハイエンドシステム。
Constellation Audio の 弩級セパレートアンプに YG Acoustics スピーカー。
KLIMAX DS(Katalyst DAC)に LP12、FM Acoustics PhEQ と、コツコツと積み上げながら 吟味されたケーブルを組み合わせて完成させたシステムです。
時間をかけた試聴の結果、長年ご愛用の KLIMAX DS と Constellation のプリアンプを手放して KLIMAX DSM3 の導入に踏み切る決断をされたのです。
KLIMAX DSM3 の プリアンプとしての能力はここで姿を表しました。
フュージョンやクラシックをよく聴かれるお客様が最初に再生したのが マルタ・アルゲリッチのショパン ピアノソナタ第3番。
派手さは一切ないけれど、言葉にできないほどの 自然な音の質感。
聴くほどに深さを増す空気感。
変わって ジョー・サンプル の レインボー・シーカー、キース・ジャレットの ケルン コンサート。
今そこで音楽が生まれているかのような感動が体を駆け巡る!
システムの絶対的な頭脳が KLIMAX DSM3 にとってかわる瞬間でした。
完全オリジナルの ディスクリート構成 DAC「Organik DAC 」が話題に上ることが多い KLIMAX DSM3 ですが、
プリアンプとしての能力の高さを実感したひとときでした。
上質なプリアンプをお探しの方にもぜひご体験いただきたいのが、KLIMAX DSM3 なのです!


コメントは利用できません。