LINN KLIMAX SYSTEM HUBが期間限定で店頭に入荷してまいりました。
新製品のSYSTEM HUBは、従来のモデルに比べてどこが変わったの?というお客様のご質問に、LINN JAPANに問い合わせてみました。
(常時なら、本国から社長や技術者が来て、製品発表会や詳しい説明があるのですが、昨年からもちろんそういうことは難しく・・・)
KLIMAX SYSTEM HUBは、LINN EXAKTスピーカー、もしくはEXAKTBOXとの接続がメインなので、アナログ出力を持っていません。
DACAは、受け側のEXAKTスピーカー、あるいはEXAKTBOX側にあるため、今回の大きなトピックスORGANIK DACはこの製品には搭載されていません。
それなら、今までのモデルから何が変わったの???
★ ADコンバーターの進化
今回AKMの最新型ADCチップで現在最高品質と言われているものを採用しているのだそうです。
ADCチップからは、768Hzのデジタル信号が出力されるそうで、その後に続くADコンバーター用のFPGAで192/24の信号にダウンサンプリングしてEXAKT LINKから出ていきます。
★基板レイアウト
ご存じのように、従来型は、大変コンパクト。
ハイエンドなのに大げさでなく大きくないところがいいと言われたこともありますが、シャーシの厚みもなかなかのものだったので、内部は本当に隙間もないくらい。
Ethernet、SPDIF、ADコンバーターなどすべてが一枚基板に収められていました。
今回は、スペースにゆとりが出た分、回路のレイアウトに余裕を持たせることができたようです。
そうすると、左右対称の美しい回路になる。
信号はもちろん、電源ライン、クロックの道筋が理想的な形で配置できることで更なるパフォーマンスアップにつながっていることは間違いないでしょう。
・・とのお話でした。
以前KLIMAX350の基板が、Katalystへアップグレードされたとき、新旧を比較した際、音だけでなく目視でもレイアウトが整然として、整理整頓は音に出るなぁと思ったことがありました。(笑)
350の写真は出てこなかったけれど、EXAKTBOXも結構違いました。<昔の記事>
ちなみに、新型KLIMAXでは、DSMの場合は下記の通りで、HUBの場合は④のORGANIK基板がないものとなります。
下段に
①ETHERNET /SPDIF/USB基板 ②HDMI基板
上段に
③ADコンバーター基板 ④ORGANIK DAC基板
その他、デジタルボリュームは、今まで32bitであったものが今回48bitになっているとのこと。
小音量時の音が良いのにも納得です。
サウンドクリエイトでは、ただいま2階でLINN AKUDORIK EXAKTをこのHUBで、
5階では、様々なハイエンドスピーカーを新型DSM3で鳴らしております!
(竹田)