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10年以上お使いのLINN KLIMAX DSがORGANIKアップグレード!

お客さまのお持ちのシステムは、
LINN KLIMAX DS、KLIMAX KONTROL SE(プリ)、KLIMAX SOLO(パワー)、AKURATE242SE(スピーカー)、Soulnote E-2(フォノ)にノッティンガムのターンテーブル(ダブルアーム!)、WADIA 16(CD)
ハイエンドシステムです。

今回は10年以上お使いのDSを最新基板ORGANIKへアップグレードされました。
電源部もダイナミックパワーサプライ前のモデルだったので、合わせてアップグレード。
さて、どれほど変わるか!!

早速繋げてみたところ
「お、良くなってるね。これの前のモデルはひどかったもんなぁ。」
お客様のお手元のDS(2世代目)は年数が経っているため、本国に預けてのアップグレードが必要だったため、お貸出ししていたのはKatalyst DAC搭載のもの。
世代が一世代古いとはいえひどいと言われるようなものでもないし、今出ている音も新品の基板とはいえORGANIKが発揮できるとは思えない・・・。

お客様のほうでは、ご自宅を新築された際にアース工事をされ、アース棒を地面に埋めていらして、お部屋にはアースの端子盤がありました。

弊店の正しい接続のお話しをさせていただいたところ
「ブログで読んで興味はあるんだよね。よくなるかな」
とのことで、部材を用意し、再度改めてお伺いさせていただくことになりました。

最初のご納品から約1か月。
ORGANIK DACもそこそこエージングがきいている頃のお伺いです。

今回の接続では、全てアナログケーブルで接続されていることもあり
①KLIMAXKONTROL プリ
②Soulnote フォノ
③KLIMAX SOLO パワー
④WADIA CD CD
⑤KLIMAX DS ネットワーク
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ターンテーブルは、海外にお住まいだった際にお求めになられたもので、200V対応のため、200V電源からとり、この機器の分だけ地中アースにつなげることにしました。
(場合によっては、2ピンのケーブルが直接出ているステップアップトランスが良い。秋葉原で1万円で購入可能な銘柄あり。)
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という順番で、電源を取り、
LINN同士はRCAケーブル(パワーのみアースをプリに戻す)
WADIAとSoulnoteは、テスターで測ったところ機械本体のアースの処理の仕方から、LINNプリへの接続はシールド切ケーブル
という感じで接続。

ちなみに、これ以前は200ボルトの電源からすべての製品の電源を取って、それぞれの機器のアースを地中に落とし、DS-プリ-パワー間はバランス接続でした。


これが正しいと言ってはいても、何か別の理由で結果が伴わなかったら・・という不安はいつも付きもの。第一音が一番緊張します。(これは納品時大抵、そう)
音が発せられて、ホッとしました。

お客様もうんうんとうなずいて「ウィーンフィルの音だ!!」
「おー--違うもんだねえ!」
「やっぱりアバドも聞いてみなくちゃ」
「コンサートホールの音がするよね」
と、次々ご感想を口にされます。

低域がぐんと伸びたので、環境的に許される限り、スピーカーも前にだし、更によくなりました。アカウントオプティマイズの効果もきちんと出て、こうなったああなった、こっちがいいなど明確なコメントをいただくので、もっとこうしようと最後はお客様、牧野、私と一緒になっての音決め。
「これは色々な音楽が楽しめそうだなあ!!」

後からメールで、
—音質は向上して、大変満足。
しばらくは部屋にこもりきりになりそう。

牧野も私も、この日の夜のビールの美味しかったこと。
(竹田)

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