LINN SELEKT Edition EMO。
SELEKT DSMに贅沢にORGANIK DACをモノラルで搭載したモデル。
SELEKTはAKURATEモデルとのトレードインのキャンペーンでAKURATEから置き換える方が多いですが、
実のところ従来型のKLIMAXと置き換える方も少なくありません。
今回も、KLIMAX DSM KatalystからSELEKT EMOへの置き換えでした。
上から3段目がSELEKT Edition EMO。
モノラルORGANIKのタイプはアンプ一体型には出来ないモデルで、
一番下のLINN KLIMAX TWINパワーアンプからMAGICO A1へ、
音楽信号が実にスムーズに淀みなく送られます。
デザインやサイズに大仰さのないコンパクトとも言えるシステムですが、最高にハイスペックなことをやっている。。。
KLIMAX DSMからの置き換えでもその差は歴然として、この部分はあっちかな、こっちかな・・という懸念材料は見当たりません。
ネルソンス指揮のボストン交響楽団、ショスタコーヴィチの5番は「生演奏を聴いているみたい・・」
ラヴェルの協奏曲はユジャ・ワンの操るピアノが「澄み切って」いて、
「Bach」とタイトルに付けた夢のように美しいオッターの声はより柔らかく鮮明に。
システムが変わるといつも聞かれるビル・エバンスのレコードも、プリ部が変わったのでこちらも当然底上げで良くなりました。
ここのところ、長くお使いだったシステムが順繰りにアップグレードが重なりましたが、
長くお待たせしたSELEKTも揃って、やっと落ち着かれたことと思います。
きっと今は音楽に没入されていることかと。。。
(竹田)