LINNのAKURATE242SE AKTIVで鳴らしているお宅にSELEKT Edition EOをご納品してまいりました!
LINN特有のテクノロジーと言えば、現在のところでいう
「EXAKT(イグザクト)」アンプの直前までデジタル伝送して、クロスオーバーや左右の位相をデジタル領域でコントロールするというものがありますが、EXAKTに至るまでには長い道のりがあって、それまでは、パワーアンプにチャンデバの回路基板を組み込んで、ネットワークレスでスピーカーを駆動するというものがありそれを「AKTIV駆動」と言っていました。
LINNのほとんどのスピーカーは、このAKTIV駆動に対応するため、背面をみると、やたらにスピーカーの端子が多かったりするのですが、それはこのためでした。
AKTIV駆動のメリットは、各々の帯域だけの信号を送る、つまり各々が必要な仕事だけに専念してそれだけにパワーを投入できる、そしてスピーカー内蔵のネットワークをスルーできるので、スピーカーにとってもアンプにとっても最大限の力を発揮できるというところ。
その効果は「音離れがよい」「分解能が上がる」「音の粒立ちが良くなる」「ボリュームを絞っても音場が崩れない」などなどメリットだらけで、デメリットを挙げるとすれば、ケーブルをたくさんつなぐ必要がある(5ウェイのAKURATE242なら片側シングルワイヤリングでで5本のケーブル)ユニット分のアンプが必要なので費用がかかる(5ウェイだから10chアンプ分)など。それでも、LINNのパワーアンプは1台で6chまで駆動できるアンプがあるので、ずいぶんシンプルにできることは確かです。(お客様のお宅では下段の2台がパワーアンプ。MAJIK6100+AKURATE4200で、ウーファー部分を200Wで鳴らす)
MAJIK DSMからの変更だったので、音はすぐに鳴り始め、今までもお使いになられているので、操作もサクサク。
スゴイよくなってる!とお楽しみいただいている間に、私はオプティマイズを・・・。
中々の錯綜した梁で、ずいぶん時間がかかってしまいましたが、なんとかオプティマイズの部屋作りもできて、読み込ませましたが効果もしっかり出ました!
低域が相当伸びて出ているので、オプティマイズを強めにかけてもいいくらい。
しかし242のAKTIV駆動は久々に聴きましたが、SELEKT Edition EOと音色がとても合っているようで、相乗効果か、生演奏を聴くような鮮度の高さあり、オーディオ的楽しさもあり、242AKTIVのポテンシャルがまだまだ引き出せそうな感じでした。
お客様からその後いただいたお便りは・・
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先週来、SELEKTのおかげで毎晩寝不足です。
何か聞き始めるとやめられなくなって、YouTubeやDisney+/Amazon Primeまでシームレスで視ることができてしまうためにノンストップになりがちで、映画を視始めてしまうと朝になります(笑)。
何よりORGANIKとスペースオプティマイゼイションの威力で音が劇的に進化しただけでなく、システム全体がすっきりしたのと、多種のコンテンツがシームレスになってしまったのがハマる理由だと思います。
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音楽が止まらない・・オーディオのアップグレードにおける一番の喜びです!
(竹田)